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10月1日(金)第840回潜航
観察者:高井 研 船長:飯嶋、船長補佐:柳谷

本日の潜航は、昨日ついに発見したブラックスモーカーでのサンプリングである。チムニー脇と途中にはマーカーブイが設置されてあり、さらに目安となるROV-ホーマーも設置され、チムニーへの再アプローチの準備は万全である。チムニーの南側200mに着底し、ゆっくり海底を航走する。
ROV-ホーマーからの応答により、潜水船との方位・距離が分かりパイロットにとってはかなりの強い身方である。位置を確認しながら航走し、予定通りチムニー脇に到着できた。パイロットは各サンプリングを終了させ、次なるチムニーを探すべくブラックスモーカーを離れた。

少し航走すると、潜水船の窓より新たな白いチムニーが視認できた。これもデッドチムニーか?と思いきや、頂上より白い煙が噴き出している。ゆっくり潜水船を近寄せると、白い煙はホワイトスモーカーと呼ばれる熱水噴出であった。
サンプルバスケットを少しだけチムニーに当てて、潜水船を停止させ、サンプリングを行った。本日は、成果の多き潜航であった。




熱水噴出口そばでのサンプリングの際に付いたであろう黒い焦げたような痕が潜水船前部に確認でき、
ブラックスモーカーを前に格闘する潜水船の海底での作業風景が想像できる

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