KH19-04 白鳳丸観測航海記

2019年7月20日 出港、観測ミーティングほか

9時30分、JAMSTEC横須賀本部岸壁を出港(写真1)。午後は船内生活レクチャー、操練、船内ツアー、研究者打ち合わせ、夕食後には乗船者と乗組員各部代表との観測打ち合わせが行われた(写真2)。本航海の目的は、黒潮再循環域の低次生態系と物質循環における乱流の役割を明らかにすることである。そのためにアクセス可能な適当な中規模渦を見つけて、その中の物理、生態系および化学構造を精査しようというもの。乗船者は乱流観測班、採水班、動物プランクトン観測班、そして係留系・現場ろ過観測班に大別できる。10日間の短い航海、短期決戦である。天候不順や観測機器の不調があるとスケジュールが大きく変わり成果も半減することは皆理解済み。

写真1 出港(JAMSTEC岸壁)
写真2 乗船者ミーティング