KH19-04 白鳳丸観測航海記

2019年7月21日 観測定点KEO着。セジメントトラップ 係留系回収ほか

8時過ぎ、観測定点KEOに到着。早速セジメントトラップ係留系の回収作業が始まる。例年になく切離装置との交信がうまくいき、一発でシンカー切離に成功。そして約1時間後、係留系が海面に浮上した。係留用のガラス玉がいくつか圧壊していたが、時系列式セジメントトラップ はこの1年間の17日毎の沈降粒子捕集に成功して船上に戻ってきた(写真3) (図1)。

写真3 セジメントトラップ
図1-セジメントトラップ-試料速報

午後は採水(写真4a,b)、各種動物プランクトンネット(写真5a,b,c)、この航海でのメインイベントである乱流観測、光学的粒子・動物プランクトン観測(LISST・VPR)など息つく暇もない怒涛の観測が深夜まで続いた。全員憔悴してバタンキュー、かと思いきや学生数名はそれから釣りに興じていたらしい。釣果はイカと大きなカマスだったとのこと。ただしその代償は大きかった……….

写真4a 採水
写真4b 採水
写真5a プランクトン採取(ニューストンネット)
写真5b プランクトン採取
写真5c プランクトン採取