KH19-04 白鳳丸観測航海記

2019年7月24日 渦観測 3日目

3時 渦の北端で採水。その後、BGC-ARGOフロート地点まで移動し、同フロートのキャリブレーションのための採水を実施。この間、船首ではプランクトンネット(NORPACネット)サンプリング(写真8)。ウインチマンは首席研究員。一方、甲板では係留系用ガラス玉(浮力体)作業(移動、分解、収納)が実施された。重労働ゆえ担当者、作業ボランティアはヘトヘト。高齢者が多く筋肉痛、腰痛が心配。

写真8 プランクトン採取(NORPACネット)

その後、X4(渦中心)-X5(渦北端)間で乱流の強かった場所(Hot spot #1)に移動し、乱流観測、続いて光学的粒子観測(LISST)・光学的動物プランクトン観測(VPR:ビジュアルプランクトンレコーダー)。さらに採水を実施する……予定であった。
ところが乗組員に急病人発生。陸に搬送すべく観測は中断。本船は銚子港沖に向けて航走を開始した。期せずして、その夜、いくつかの場所で決起集会or反省会or慰労会が開催された。