浮遊性有孔虫データベース

グロビゲリナ・ブロイデス Globigerina bulloides d'Orbigny, 1826

グロビゲリナ・ブロイデス(Globigerina bulloides)

分類

肉質虫亜門 - 根足虫鋼 - 有孔虫目 - グロビゲリナ上科 - グロビゲリナ科 - グロビゲリナ属

時代

現生

特徴 

殻は小-大型、殻室は球形で、表面には刺状突起を持つ。最終旋回では通常4個のチャンバーを持つ。旋回の高さは比較的低く、主孔口は臍側面からみて中央部にアーチ状に大きく開口している。生体は共生藻類をもたず、動物プランクトンを主に捕食する。


サンプリング情報

産地:41°24.5'N-141°17.8'E
採取日:2004年4月10日


生きている姿

G.bulloidesの生きているときの姿です。G. bulloidesは共生藻類を持ちません。
放射状に出ているのはスパイン(炭酸塩でできた棘状突起)です。
体長の何倍もの長さに広げ、飼育水槽の中でも浮遊します。

グロビゲリナ・ブロイデス(Globigerina bulloides)

グロビゲリナ・ブロイデス(Globigerina bulloides)
グロビゲリナ・ブロイデス(Globigerina bulloides)


グロビゲリナ・ブロイデスの生きているときの姿です。殻から延びたスパインの表面には細胞質(仮足)が覆っており、ゆっくりと流動しています。仮足には強い粘性があり、捕虫網のような役割をしています。これに引っかかった動物プランクトンを捕らえ、仮足を使って軟体部を吸収します。ここでは、飼育されたグロビゲリナ・ブロイデスにアルテミアという動物プランクトンを与えてみました。この映像のように、有孔虫はそれ自身の殻よりも大きな動物プランクトンも捕らえ、捕食することができます。

電子顕微鏡写真

スケール:100μm

スケール:50μm
グロビゲリナ・ブロイデス(Globigerina bulloides)側面(生体)
側面(生体)
スケール:5μm
グロビゲリナ・ブロイデス(Globigerina bulloides)表面構造の拡大1
表面構造の拡大1

まめ知識

G. bulloidesは肉食ですので、飼育は比較的容易です。アルテミアのハッチング直後のノープリウス幼生をよく食べますので、これを数日に1度与えることで成長させることができます。