浮遊性有孔虫データベース

グロビゲリノイデス・コングロバータス Globigerinoides conglobatus (Brady), 1879

グロビゲリノイデス・コングロバータス(Globigerinoides conglobatus)

分類

肉質虫亜門 - 根足虫綱 - 有孔虫目 - グロビゲリナ上科 - グロビゲリナ科 - グロビゲリノイデス属

時代

現生

特徴 

熱帯〜亜熱帯の表層水中に多く見られる。殻は大型で殻厚は厚い。チェンバーは亜球形であるが成体になるにつれて扁平になる。最終旋回は3〜4チェンバー。各チェンバーの境界(スーチャー)は深くはっきりしている。主口孔は幅の広い楕円形で、補口孔をもつ。殻表面構造は荒く、生体時にはスパインを形成する。共生藻をもつ。


生きている姿

本種は日本近海、黒潮域にも生息していますが、筆者は生体を捕まえた経験が一度しかありません。これは貴重な写真となりますが、殻が厚いため、光を透過せず、綺麗な写真が取りにくい種といえます。良い写真がとれ次第、順次置き換えていきたいと思います。

グロビゲリノイデス・コングロバータス(Globigerinoides conglobatus)
グロビゲリノイデス・コングロバータス(Globigerinoides conglobatus)
グロビゲリノイデス・コングロバータス(Globigerinoides conglobatus)

電子顕微鏡写真

スケール:200μm
グロビゲリノイデス・コングロバータス(Globigerinoides conglobatus)側面
側面
スケール:100μm
グロビゲリノイデス・コングロバータス(Globigerinoides conglobatus)旋回面
旋回面

スケール:10μm
グロビゲリノイデス・コングロバータス(Globigerinoides conglobatus)表面構造の拡大
表面構造の拡大

まめ知識

本種の成体には形のバリエーションがあり、よりコンパクトにまとまった形態種をGlobigerinoides gomitulusとして分類することがありますが両者の遺伝的関係は不明です。通常は大きな殻を作るため成体は見分けやすいのですが、幼体はかなり異なる形のように見えるため、注意が必要です。特徴は、グロビゲリノイデス属の特徴である補口孔をもつこと、扁平なチェンバーをもち、最終旋回が4チェンバーであることなどが特徴です。