浮遊性有孔虫データベース

グロビゲリナ・ファルコネンシス Globigerina falconensis Blow 1959

グロビゲリナ・ファルコネンシス(Globigerina falconensis Blow 1959)

分類

肉質虫亜門 - 根足虫鋼 - 有孔虫目 - グロビゲリナ上科 - グロビゲリナ科 - グロビゲリナ属

時代

現生

特徴 

殻は小型で、殻室は球形で最終旋回は4室である。棘状突起(スパイン)をもつ。形態はGlobigerina bulloidesに似るが、口孔(アパーチャー)の開口は小さく、最終室には口孔唇(リップ)をもつ。温帯種。


電子顕微鏡写真

スケール:50μm

スケール:10μm
グロビゲリナ・ファルコネンシス(Globigerina falconensis Blow 1959)表面構造の拡大
表面構造の拡大

まめ知識

この種は、ベネズエラのファルコン州の地層より発見され、その土地の名前をとってG. falconensisと名付けられました(地名を種名とする際には、-ensis をつける決まりになっています。)
G. falconensisは日本周辺では東シナ海の冬期に多く産出します。本種は同じ属のG. bulloidesに形態が似ているため、しばしば間違われます。両者を区別する方法は2つあり、ひとつは最終室に特徴的なリップが必ずあること、もうひとつは横から見たときの殻の高さがG. bulloidesと比べて低い(巻きが緩い)ことです。例えるならば、G. bulloidesが猫背なのに対し、G. falconensisは胸を張って姿勢が良いといえるでしょう。それぞれの形の微妙な違いをこのデータベースの写真で確かめてみましょう。