浮遊性有孔虫データベース

グロビゲリノイデス・サキュリファー Globigerinoides sacculifer (Brady), 1877

グロビゲリノイデス・サキュリファー(Globigerinoides sacculifer)

分類

肉質虫亜門 - 根足虫綱 - 有孔虫目 - グロビゲリナ上科 - グロビゲリナ科 - グロビゲリノイデス属

時代

現生

特徴 

熱帯~温帯種。殻は小型-大型でトロコイド状旋回をする。チャンバーは球形-卵形で、各チャンバー同士の接合部には補口孔(サプリメンタリーアパーチャ・主口孔よりも小さく、原形質の出入り可能な口孔)が存在する。


サンプリング情報

産地:Okinawa area (26°37.9'N-127°47.5'E)
採取日:2002年3月8日 10:32AM


生きている姿

G. sacculiferは熱帯から温帯の海、日本近海では黒潮域に普通に出現します。G. sacculiferは共生藻類を持つため、写真のように黄金色に輝いて見えます。仮足の粘性はかなり強く、大型の動物プランクトンを容易にとらえ捕食します。

グロビゲリノイデス・サキュリファー(Globigerinoides sacculifer)
グロビゲリノイデス・サキュリファー(Globigerinoides sacculifer)
グロビゲリノイデス・サキュリファー(Globigerinoides sacculifer)

電子顕微鏡写真

スパイン付き/スケール:100μm
グロビゲリノイデス・サキュリファー(Globigerinoides sacculifer)

スパインなし/スケール:100μm

最終チェンバー(sac)付き/スケール:100μm

スケール:10μm


まめ知識

G. sacculiferは動物プランクトンをよく捕食しますので、飼育も比較的容易です。飼育環境下ではよくリプロダクション(有性生殖のための遊走子放出)がみられます。しかし、この遊走子から新しい個体を形成したという報告がありません。筆者もよく試みるのですが、うまくいった試しがありません。技量不足なのか、そもそも何かが間違っているのか、謎だらけです。