浮遊性有孔虫データベース

グロビゲリナ・ウンビリカータ Globigerina umbilicata Orr and Zaitzeff, 1971

グロビゲリナ・ウンビリカータ(Globigerina umbilicata)

分類

肉質虫亜門 - 根足虫綱 - 有孔虫目 - グロビゲリナ上科 - グロビゲリナ科 - グロビゲリナ属

時代

現生

特徴 

温帯種。殻は中-大型。殻形態の特徴はGlobigerina bulloidesとほぼ等しいG. bulloidesを参照のこと)が、成体は最終旋回で5チャンバーとなる点、および縫合線がG. bulloidesと比較して深いことによって区別される。主口孔は広く大きい。


サンプリング情報

産地:41°28.5N-141°14.3E
採取日:2002年3月17日


生きている姿

ここに示した生体写真はG. bulloidesと同じものです。この写真はすべて津軽海峡から採取したものですが、ほとんどが形態的にG. umbilicataとよばれるものです。
G. umbilicataは最終チェンバーが4.5ないし5チェンバーになることで、G. bulloidesと区別されます。両者は分子系統学的には近縁ですが、遺伝子のタイプが異なります(隠蔽種)。

グロビゲリナ・ウンビリカータ(Globigerina umbilicata (synonym of G. bulloides))

グロビゲリナ・ウンビリカータ(Globigerina umbilicata (synonym of G. bulloides))
グロビゲリナ・ウンビリカータ(Globigerina umbilicata (synonym of G. bulloides))

電子顕微鏡写真

スケール:100μm

スケール:10μm

まめ知識

飼育方法や生態はG. bulloidesに準じます。写真のような綺麗な5チェンバーめを実現するためには、比較的長期の飼育が必要となります。実は、この種の幼体(juvenile)は典型的なG. bulloidesと形態的に区別ができません。この種に特徴的な最終旋回の5チェンバーは、成長の最終段階で現れる形質なのです。