浮遊性有孔虫データベース

ネオグロボコードリナ・パキデルマ Neogloboquadrina pachyderma (Ehrenberg), 1861

ネオグロボコードリナ・パキデルマ(Neogloboquadrina pachyderma)

分類

肉質虫亜門 - 根足虫綱 - 有孔虫目 - グロビゲリナ上科 - グロボロタリア科 - ネオグロボコードリナ属

時代

現生

特徴

温暖~寒冷種。小さな個体で殻は重厚で、表面には顕著な蜂の巣状構造を示す。刺状突起はもたない。もっとも外周の旋回には4~5のチャンバーをもち、殻室同士の接合部分である縫合線は浅く、はっきりしない。


サンプリング情報

産地:41°24.5'N-141°17.8'E
採取日:2004年4月10日


生きている姿

津軽海峡より採取されたN. pachydermaです。津軽海峡では一年を通して産出します。

ネオグロボコードリナ・パキデルマ(Neogloboquadrina pachyderma)
ネオグロボコードリナ・パキデルマ(Neogloboquadrina pachyderma)

電子顕微鏡写真

スケール:100μm

スケール:5μm
ネオグロボコードリナ・パキデルマ(Neogloboquadrina pachyderma)表面構造の拡大
表面構造の拡大

コラム 豆知識など

N. pachydermaは現生浮遊性有孔虫の中でも最もホットなテーマのひとつです。この種は寒冷な環境にしか生存せず、おもに両半球の亜寒帯〜寒帯に産出しますが、両半球のこの種の遺伝子は南北で全く同じものであること最近の研究で明らかにされました。つまり南北両半球で遺伝的な交流があることの証拠なのですが、その間に存在する温帯〜熱帯をどうやって超えているのかは依然として謎のままです。