浮遊性有孔虫データベース

プレニアティナ・オブリキュロキュラータ Pulleniatina obliquiloculata (Parker and Jones), 1865

プレニアティナ・オブリキュロキュラータ(Pulleniatina obliquiloculata)

分類

肉質虫亜門 - 根足虫綱 - 有孔虫目 - グロビゲリナ上科 - プレニアティナ科 - プレニアティナ属

時代

現生

特徴 

熱帯~温帯、赤道附近。殻は小-大型で、殻表面はなめらかで刺状突起(スパイン)はもたない。光学顕微鏡下では白く磁器のような質感に見えるのが特徴的である。殻室同士の縫合線はほとんど見えない。主孔口は幅が広く低い。旋回軸が成長するにつれねじれ旋回になる。


サンプリング情報

産地:26°36.4'N, 127°51.9'E
採取日:2003年12月2日 10:00AM


生きている姿

写真は東シナ海から採取されたものです。放射状に広がるのは仮足とよばれる細胞質が変化した糸状の足です。これを使って動物プランクトンを捕食します。

プレニアティナ・オブリキュロキュラータ(Pulleniatina obliquiloculata)
プレニアティナ・オブリキュロキュラータ(Pulleniatina obliquiloculata)

電子顕微鏡写真

スケール:100μm

スケール:100μm
プレニアティナ・オブリキュロキュラータ(Pulleniatina obliquiloculata)臍側面(幼体)
臍側面(幼体)
スケール:5μm
プレニアティナ・オブリキュロキュラータ(Pulleniatina obliquiloculata)表面構造の拡大
表面構造の拡大

まめ知識

P. obliquiloculataは西赤道太平洋にもっとも多く出現し、黒潮に乗って日本近海に到達します。東シナ海では黒潮指標種として知られています。この殻は大型で、表面の二次石灰化層は陶器のような特徴的な光沢があるので、見分けるのは比較的容易です。幼体(上の電子顕微鏡写真)はこの特徴的な表面光沢を持ちませんので、巻き方と表面の構造より判別します。