堀 正岳

研究員
略歴・専門
筑波大学生命環境科学研究科・理学博士。筑波大学環境科学研究科準研究員、気象研究所重点研究支援協力員、名古屋大学21世紀COE研究員をへて、2009年に海洋研究開発機構に着任。
2009/2010 年の冬の寒波の研究

2009/2010 年の冬、日本及び東アジア地域は平均値では弱い暖冬であったにも関わらず、繰り返し強い寒波に襲われる異常気象となった。この原因の背景には北極から中緯度にむけて寒気を流出させる負の北極振動の存在があるが、それだけでは日本域に選択的に寒気がやってきたメカニズムを説明できない。
2009/2010年の冬においては、寒波に先立って負の北極振動に伴うバレンツ海上の高気圧偏差がみられ、西シベリア域に強い寒気の蓄積がみられた。北極海上の高圧偏差は大西洋上のブロッキング高気圧へと成長し、定常ロスビー波を下流に向けて伝播し、その高低気圧波動によって蓄積された寒気が東アジア域まで移流している状況が見られた。













