●2012年3月、2013年11月
●岩手県大槌沖(水深:310〜900m)
●2011年3月11日の地震と津波の影響が、海底の環境や生物にどんな影響を及ぼし、今後どのように回復していくのかを明らかにするため、「みらい」と「望星丸」という船を使って堆積物(海底に泥や砂のたまったもの)を採取し、調査を行いました。
●地震や津波の時にたまった特異な堆積物が、地震後2年を経て徐々に削られたり、乱されたりして消えつつあることがわかりました。
●特異な堆積物の影響は、酸素や栄養塩の濃度には影響をあまり与えていませんでした。
●バクテリアなどの細胞数、多細胞の小型生物の鉛直分布は、普通の深海底とは違って少し深いところで一番多くなっていました。 今後も、この分布がどのように変化するのか調べる予定です。