三陸沖の海のようす

三陸沖における植物プランクトンの種構成と環境要因との対応解析

2013年10月30日~2013年11月7日

どこで

大槌沖合、女川沖合、三陸北部、三陸南部

しらべたこと

環境要因から出現する植物プランクトンの種構成を推定できる可能性を検討し、三陸沖の漁業生産に資することを目的として、植物プランクトン調査と海上観測を行いました。
三陸沖表層4測線上の21地点において表層バケツ採水を行い、500mlの海水をホルマリンで固定しました。段階的に5mlまで濃縮した後、光学顕微鏡により検鏡し、植物プランクトンの個体数を計測しました。環境要因として同じ地点の水温・塩分・栄養塩濃度(硝酸・亜硝酸・アンモニア・リン酸・ケイ酸)を測定しました。

わかったこと

21地点で合計58種の植物プランクトンが確認され、その構成は4つのクラスターに分類されました。解析の結果、種構成には塩分と水温の影響力が高かったことが示されました。

フォトギャラリー

図.植物プランクトンの種構成,クラスター解析

2013 秋
   

三陸沖の植物プランクトンの
種構成には塩分と水温が強く影響
することが示唆されました。

   
     

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