海上自衛隊観測艦にてArgoフロートが投入されました(2015.10.19)

晩秋から初春にかけて、急激に発達する爆弾低気圧の海洋への影響はまだよくわ かっていません。そこで、爆弾低気圧の海洋内部への影響を調べるために、海上自衛隊観測艦によってArgoフロート2台と漂流ブイ4台が、日本の東海上に て投入されました。 投入は夜間から早朝にかけて行われたため、条件は良くありませんでしたが、観測の経験豊富な自衛隊員の方に適切に希望の海域で投入して頂く事ができまし た。 なお、今回の観測は日本学術振興会 科学研究費助成事業「爆弾低気圧は海洋を変えるか?高解像度海洋モデルと高頻度自動観測網による実態解明」(H26-28 代表者:吉田聡(JAMSTEC))の一環として実施しました。Argoフロートおよび漂流ブイより取得されたデータは品質管理後即時公開され、本研究目 的のための解析に使われるだけでなく、気象・海洋予報にも広く活用されています。

10月19日 06:05: 漂流ブイ2台 35°58.26N、141°58.01E
10月20日 02:04: 漂流ブイ1台+Argo1台 37°58.83N、145°55.12E
10月20日 18:10: 漂流ブイ1台+Argo1台 40°56.98N、145°59.84E
海上自衛隊観測艦の甲板上にてフロートの動作・投入方法説明風景
Argoフロート投入直前の様子。シートを利用した丁寧な方法によって投入が行われた(写真提供:海上自衛隊)

Argoフロート投入直前の作業風景(写真提供:海上自衛隊)