

8.31, 2009
Day:114
天候:曇
ロケーション:四日市港(日本)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.30, 2009
Day:113
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0011A(NT1-07、北緯32度49分、東経136度52分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.29, 2009
Day:112
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0011A(NT1-07、北緯32度49分、東経136度52分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.28, 2009
Day:111
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0011A(NT1-07、北緯32度49分、東経136度52分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.27, 2009
Day:110
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0011A(NT1-07、北緯32度49分、東経136度52分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.26, 2009
Day:109
天候:曇
ロケーション:掘削予定地点(NT1-07、北緯32度50分、東経136度53分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.25, 2009
Day:108
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.24, 2009
Day:107
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.23, 2009
Day:106
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.22, 2009
Day:105
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.21, 2009
Day:104
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.20, 2009
Day:103
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.19, 2009
Day:102
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.18, 2009
Day:101
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.17, 2009
Day:100
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.16, 2009
Day:99
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.15, 2009
Day:98
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.14, 2009
Day:97
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.13, 2009
Day:96
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.12, 2009
Day:95
天候:曇
ロケーション:台風退避中(和歌山県田辺港から南西13マイル地点)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.11, 2009
Day:94
天候:曇
ロケーション:台風退避中(和歌山県田辺港から南西13マイル地点)
それでは
荒木英一郎、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.10, 2009
Day:93
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0010A(NT2-01J、北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、荒木英一郎、ショーン・トシコ

8.9, 2009
Day:92
天候:曇
ロケーション:掘削地点NT2-01J(北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.8, 2009
Day:91
天候:曇
ロケーション:掘削地点NT2-01J(北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.7, 2009
Day:90
天候:曇
ロケーション:掘削地点NT2-01J(北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.6, 2009
Day:89
天候:曇
ロケーション:掘削地点NT2-01J(北緯33度12分、東経136度41分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.5, 2009
Day:88
天候:曇
ロケーション:掘削地点NT2-01J(北緯33度12分、東経136度41分)付近
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.4, 2009
Day:87
天候:曇
ロケーション:掘削地点NT2-01J(北緯33度12分、東経136度41分)付近
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.3, 2009
Day:86
天候:雨
ロケーション:掘削地点NT2-01J(北緯33度13分、東経136度47分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.2, 2009
Day:85
天候:雨
ロケーション:掘削地点NT2-01J(北緯33度13分、東経136度47分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

8.1, 2009
Day:84
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ


7.31, 2009
Day:83
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.30, 2009
Day:82
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.29, 2009
Day:81
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.28, 2009
Day:80
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.27, 2009
Day:79
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.26, 2009
Day:78
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.25, 2009
Day:77
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.24, 2009
Day:76
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.23, 2009
Day:75
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.22, 2009
Day:74
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.21, 2009
Day:73
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.20, 2009
Day:72
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.19, 2009
Day:71
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.18, 2009
Day:70
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
リサ・マクニール、デミアン・セーファー、ショーン・トシコ

7.17, 2009
Day:69
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.16, 2009
Day:68
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.15, 2009
Day:67
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.14, 2009
Day:66
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.13, 2009
Day:65
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.12, 2009
Day:64
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.11, 2009
Day:63
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.10, 2009
Day:62
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.9, 2009
Day:61
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
検層の研究グループはこれまで得られた地層の情報をもとに、予定している動的地層テスタ(MDT)の実験内容について打ち合わせを行いました。明日はエンジニアも参加してより詳細な計画を作成する予定です。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.8, 2009
Day:60
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.7, 2009
Day:59
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
また、乗船研究者は、海底下712.7mから1510mの区間で採取したカッティングスの分析結果を報告し、各研究グループ間で統合しています。カッティングスと泥水のガス分析から、多くの情報が得られたこと、そしてそれらの異なる種類のデータがよく一致することに驚いています。コアとカッティングスの比較が進めば、それより浅い深度のカッティングスについての理解できると期待しています。他の掘削サイトの結果を統合すれば、南海トラフ前弧海盆の形成過程について、新たなモデルを提案することが可能になると期待しています。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.6, 2009
Day:58
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究者はカッティングスの分析を続けています。物性のデータ(密度)で興味深い結果が出ているため、物性の研究グループはサイズ毎の間隙率を比較してサンプル準備過程の影響を確かめています。また昨年実施したステージ1のデータとも比較しています。浅い深度のカッティングスから粘着性の高いものを抽出して、物性や構造地質学的な分析も行う予定です。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.5, 2009
Day:57
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.4, 2009
Day:56
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
11時00分に、乗船研究者は、技術者とコア採取作業について打ち合わせを行いました。19時00分に、研究者は、カッティングスの分析(堆積学と古生物学)、泥水ガスと掘削同時測定(MWD)ガンマ線の最初の結果をまとめ、議論しました。それらの結果は非常に有望で、各グループ間の仮説は互いに一致し、地震波探査のデータとも良い相関を示しました。乗船研究者のThomas Wiersberg博士は地層内ガスの組成、深度変化、濃度について発表しました。
炭素同位体からメタンが生物起源か熱起源かを決める研究も行う予定です。密度測定用の試料も現在準備中で、明日には測定が行われるでしょう。試料の様子から、良い結果が得られそうです。構造地質のグループが変形構造を分析する試料も準備されました。
動的地層テスタ(MDT)の研究グループは、夜に測定計画について打ち合わせを行いました。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.3, 2009
Day:55
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
カッティングスの処理と分析は、まだ続いています。海底下1333mで岩相に変化があり、より固結した岩石が見られるようになりました。浅い深度区間に比べて細粒で砂が少ないようです。この変化に伴ってカッティングスの分析手順を変更し、半固結試料に対する分析方法を採用しています。物性と構造地質の研究グループが分析をすることが可能になり、密度の測定や変形構造の同定を試みています。
検層の研究者は、掘削同時計測(MWD)のガンマ線のデータを解析しています。海底下700-1400mの区間では、ガンマ線強度に重要な変化は見られなかったので、カッティングスのガンマ線測定やワイヤライン検層のデータと比較する予定です。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.2, 2009
Day:54
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
5時00分(海底下1300m)においてガス濃度が上昇し始めました。この深度は事前の地震波探査で、前弧海盆堆積物中に不整合が見られたところで、それがガスを貯留する結果となっていたのかもしれません。6時00分現在の掘削深度は海底下1404.7メートルです。
不整合を貫いたため、カッティングスの分析は普段以上に注意深く行いました。カッティングスの組織は、より粘着性が強くなり、乗船研究者はそれを圧密と固結が進んだためと解釈しました。それは不整合を挟んで時間的空白があれば当然予想されることです。最新のカッティングス(海底下1320-1330m)は浅い所と比べて岩片や木片が少なく、石英、海緑石を多く含んでいます。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

7.1, 2009
Day:53
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
共同首席研究者、研究支援統括、ロギングスタッフサイエンティストは技術者と動的地層テスタと孔内地震波探査の詳細について話し合いました。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久


6.30, 2009
Day:52
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
ロギングスタッフサイエンティストは今朝乗船した技術者と検層の計画について話し合っています。天候は良好ですが、今後は風とうねりが強くなると予想されています。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

6.29, 2009
Day:51
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では、カッティングスを、ラボテクニシャンと乗船研究者が速やかに分析処理しています。これら試料は、未固結の砂で、多様な鉱物粒子から成っていました。古生物学者のShijun Jiang博士は、年代の推定をするために試料中に含まれる微化石を同定しています。また、乗船研究者のThomas Wiersberg博士と堀口桂香のガス分析グループは、地層に含まれるガスの測定を行っています。午前10時00分には、定例の避難訓練を実施しました。その後、Lisa McNeillがスマトラ沈み込み帯に関する研究を紹介しました。乗船科学者らは、明日下船する研究支援統括の高橋共馬と集合写真を撮りました。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、江口暢久

6.28, 2009
Day:50
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、高橋共馬

6.27, 2009
Day:49
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画には、初めて地層の掘りクズ試料(カッティングス)が届き、未固結の砂を回収しました。前弧海盆のこの海域の地層は若い、急速に堆積した堆積物からなることはわかっていたので、予想通りの結果でした。また、乗船研究者のMai-Linh Doan博士とWeiren Lin博士が孔壁耐圧テストの結果について、注意深く分析しています。
共同首席研究者や交代乗船した船上代表らは、今後の掘削計画やマッドロギング(泥水検層)について打ち合わせを行いました。午後には、乗船研究者のAnja Schleicher博士が、サンアンドレアス断層掘削計画での、粘土鉱物組成と断層活動時期に関する研究について、興味深い講演を行いました。昨朝、Moe Kyaw Thuがロギングスタッフサイエンティストとして乗船し、ワイヤライン検層の準備をしています。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、高橋共馬

6.26, 2009
Day:48
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では、乗船研究者のNatalia Efimenko博士を中心に、環太平洋地域の4つの沈み込み帯を比較した研究について非常に活発な議論が行われ、熊野海盆の研究に向けた良い準備となりました。
共同首席研究者の荒木が下船し、Lisa McNeillが交代で乗船しました。
それでは
ティム・バーン、リサ・マクニール、高橋共馬

6.25, 2009
Day:47
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では、コアやカッティングス、検層データなど全ての貴重なデータについて盛んに議論を行っています。朝の会議では動的地層テスターや孔内地震波探査など、今後の実験計画について打ち合わせを行いました。午後は、乗船研究者のChristophe Buret博士が、ニュージーランド北島の後期新生代の前弧海盆について講演しました。多くの点で熊野海盆と似ていると同時に、面白い違いも見られる場所です。熊野海盆で我々がこれから見つけようとしていることなど、多くの議論を行いました。
本日、交代のため、共同首席研究者の荒木が下船し、Lisa McNeill博士が乗船します。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.24, 2009
Day:46
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
穏やかな海況に恵まれ、さらにもう数日続きそうです。しかしフィリピン付近ではまた台風が発生し、船長がその状況を観察しています。今朝は、最大風速30m/sを超える強風が吹きましたが、作業に影響を及ぼすことはありませんでした。
研究区画では、オペレーションジオロジストと、掘削パラメータについて一時間ほど打ち合わせを行いました、研究区画からも、リアルタイムで掘削の状況をモニターできます。また航海計画の進捗について、今後の作業予定を見て検討を続けますが、今週後半に交代乗船する共同首席研究者のLisa McNeill博士とロギングスタッフサイエンティストのMoe Kyaw Thuが乗船する頃には、研究区画は大量のカッティングス試料であふれているでしょう。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.23, 2009
Day:45
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
乗船研究者は、午後の打ち合わせで前弧海盆の起源について議論しています。熊野海盆に対する理解を深めるのに非常に有用な議論となりました。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.22, 2009
Day:44
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では、乗船研究者のShijun Jiang博士がサイトC9003のコアを使った研究発表をし、コアに含まれていた微化石等の電子顕微鏡写真が紹介されました。その結果によると、サイトC9003のコアの年代は30万年前よりは新しいようです。コア全体を通じて、かなりの再堆積が起こっていたようで、堆積物の供給源や堆積盆の形成起源について新たな科学的な疑問が持ち上がっています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.21, 2009
Day:43
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では、サイトC9003のコアについて、サンプル採取位置の確認やレポートの作成、新しい研究プロジェクトの計画を行いました。乗船研究者のMai-Linh Doan博士の発案で、夕食後に乗組員に研究区画の紹介を行いました。
船上では、フィリピンの北にある熱帯低気圧の行方に注目しています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.20, 2009
Day:42
天候:霧
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
乗船研究者は、サイトC9003のコアへのサンプル採取計画を再度取りまとめることにしました。船上での計測に使うサンプルと、航海終了後の研究に使うサンプルを分けて採取する予定です。また、船上で既に分析が完了した研究や、南海トラフのより一般的なテーマまで、様々な話題のセミナーを開いています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.19, 2009
Day:41
天候:霧
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では、いくつかの計画が同時進行しています。研究手法に関するレポートを作成したり、掘削パラメータをリアルタイムでモニターするためのコンピュータを設置したりしています。また、カッティングスの品質を掘削パラメータから判断する手法や、サイトC9003のデータで地震波探査、ロギング、コアのデータを統合する作業を進めています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.18, 2009
Day:40
天候:霧
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
9時30分からの会議では、ライザーテンショナーに実施した対応策について報告されました。13時には陸上のスタッフと安全性評価についてより詳細な議論を行い、最終的な確認が取れました。会議のテーブルを囲んでいた船上代表と10人ほどのスタッフは、ノートを閉じて掘削エリアへ向かい、そしてその1時間後にBOPが掘削孔と接続されました。ライザー掘削開始にむけて、準備作業が進んでいます。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.17, 2009
Day:39
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では、C9003のコアの測定データを使って、熊野海盆について議論を行いました。またMDT(動的地層テスター)の実験内容について最終調整を行っています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.16, 2009
Day:38
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では、ほとんどの機器のテストが済み、研究者からのサンプルリクエストも揃っています。使用前、使用後の泥水、泥水中のガス、泥水中のカッティングスと、それらのサンプルを水洗いしたもの、円筒状のサンプル等、種類、大きさ、深度などに応じた様々な計測を行う予定です。掘削を開始する準備は整っています。
午後の打ち合わせでは、南海掘削ステージ1のレビューを行い、その後、船上で誕生日を迎えた乗船研究者のShiJun Jiang博士をお祝いをしました。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.15, 2009
Day:37
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では共同首席研究者の荒木が、南海掘削と、JAMSTECが南海トラフへの設置を進めているDONET(海底地震・津波観測ネットワーク)の計画を含めた研究計画について講演しました。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.14, 2009
Day:36
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
午後には、研究区画内でのコアの移動経路について確認しました。カッティングスとコアの回収が重なったときに、すぐに分析が必要な作業を迅速に行う方法を検討しています。また、MDT(動的地層テスター)の実験を行う深度で円筒状サンプルを採取することを検討しています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.13, 2009
Day:35
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
研究区画では岩相記載データのデータベースへの入力、レポートの作成、サンプル・データ利用プラン等の今後の科学計画の作成、機器のテストを行っています。また、7月中旬に予定している孔内地震波探査(VSP)の際の 「ちきゅう」と深海調査研究船「かいれい」の行動計画について会議を行いました。また、ライザー掘削時の泥水の物性、特に粘性について、泥水技師らと会議を行っています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.12, 2009
Day:34
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
乗船研究者は、サイトC9003のコアの分析を終えました。引き続き採取したサンプルの分析を行いながら、カッティングスの分析を行う準備へと移行しつつあります。午後にはカッティングスを用いた生層序解析の経験が豊富な乗船研究者のShijun Jiang博士が講演を行いました。採取されるカッティングスが、ある程度固結したものであることを期待しています。また、カッティングスの分析フローを改めて検討しています。週末にはより詳しい計画ができるでしょう。
MDTの関係者は明日の朝打ち合わせを行い、新たにMDT(動的地層テスター)の実験計画を作成する予定です。またホールラウンドサンプル(柱状のままのコアサンプル)の採取計画も作成中です。14時には、乗船研究者が 研究区画外で作業する際の手順について、船上代表や安全環境担当、研究支援統括らが話し合い、その後、作業環境を点検しました。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.11, 2009
Day:33
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
乗船研究者は、サイトC9003のコアの記載と分析を続けています。午前中には、研究者数人がセメントポンプ室を訪れてセメント技師がテストを行う様子を見学しました。
共同首席研究者と船上代表らは、泥水ガスと検層を分析する研究者が掘削作業中に研究区画の外で作業する計画をたてました。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.10, 2009
Day:32
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
泥水の準備も進行中で、乗船研究者のThomas Wiersberg博士が質量分析器用のガスラインを設置しています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.9, 2009
Day:31
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
乗船研究者はサイトC9003のコアの分析を続けています。また、共同首席研究者らは、ライザー掘削中の泥水サンプル採取について、エンジニアと打ち合わせを行いました。
午後には、乗船研究者の林為人博士が孔壁の耐圧テストについて講演を行いました。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.8, 2009
Day:30
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
昨日、乗船研究者は「ちきゅう」が3月に実施した熊野灘での試験航海の際に採取したコア(サイトC9003)の分析を開始しました。午後には研究者とラボテクニシャンが船内ツアーに参加しました。ツアーを先導してくれたOSI(船上代表)阿部さんに感謝します。
科学分析用のガス観測装置に発生した不具合に対応しています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.7, 2009
Day:29
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
乗船研究者はコアとカッティングスの分析を行う準備を行っています。19時00分から船内でサイエンスカフェを開き、40人ほどの乗組員の前で、共同首席研究者のティム・バーンが南海掘削ステージ1航海の成果と、これから行う研究活動について、Thomas Wiersberg博士がガスモニタリングについて講演を行いました。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.6, 2009
Day:28
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
昨日乗船した乗船研究者チームは、船内の案内を受けました。引き続き、最初の研究打ち合わせを行い、コアサンプルの分析作業の準備を行いました。また、乗船中に行なう各自の研究の計画と調整を行ないました。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン、高橋共馬

6.5, 2009
Day:27
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
「ちきゅう」は、BOP(噴出防止装置)とライザーパイプの降下準備を行っております。本日午後から明日土曜日にかけては、天候悪化が予想されるため、装置の固縛など天候悪化に備えています。
それでは
荒木英一郎、ティム・バーン(共同首席研究者)、高橋共馬(研究支援統括)

6.4, 2009
Day:26
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
本日をもって、プロジェクト代表研究者のハロルド・トビン博士が下船し、入れ替わりに第319次研究航海の乗船研究者のうち、最初のグループが乗船する予定になっています。CDEX研究支援統括も江口暢久から高橋共馬に引き継ぎます。
ライザー掘削が始まれば、このデイリーリポートでも、もっと科学的な話題が増えることでしょう。
本航海へのこれまでの支援を感謝しています。今後も引き続き応援よろしくお願いします。
それでは
ハロルド・トビン、江口暢久

6.3, 2009
Day:25
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
ROV(無人探査機)で確認しながら、16時15分にケーシングパイプを掘削孔に再挿入することに成功しました。その後、ケーシングパイプを予定深度まで降下し、セメンチング作業は今朝5時に完了しました。
それでは
ハロルド・トビン、江口暢久

6.2, 2009
Day:24
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
ハロルド・トビン、江口暢久

6.1, 2009
Day:23
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
26インチ径(約66センチ)の編成を無事に孔内に再挿入し、現在は孔内清掃を終了し揚管しています。揚管終了後、引き続き、20インチ径(約51センチ)のケーシングパイプの降下の準備に入る予定です。
それでは
ハロルド・トビン、江口暢久


5.31, 2009
Day:22
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
一方、ドリルフロアでは、20インチ径(約51センチ)のケーシングパイプ設置に向け、掘削編成による孔内清掃作業を開始する予定です。
それでは
ハロルド・トビン、江口暢久

5.30, 2009
Day:21
天候:全曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
昨日は、南海掘削を紹介するために、英BBCによるテレビとラジオの放送が行われ、乗組員も船内で放送を楽しんでいました。
今朝、取材を終えたBBCクルーとCDEX/IODP広報担当が下船しました。
それでは
ハロルド・トビン、江口暢久

5.29, 2009
Day:20
天候:全曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
だんだんと海況は好転してきていますが、今朝になっても強風は続いています。
昨日は、すべての甲板作業は天候待機となりましたが、定点保持システムに発生した不具合の調査を、引き続き実施しています。
それでは
ハロルド・トビン、江口暢久

5.28, 2009
Day:19
天候:雨
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
船内では、乗船取材中の英BBCによるインタビューや撮影が行なわれています。
オンラインニュースには、記事が掲載され始めました。
それでは
ハロルド・トビン、江口暢久

5.27, 2009
Day:18
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
ドリルフロアでは、20インチ径(約51cm)ケーシングパイプの設置に向けた作業が進められています。
また、プロジェクト代表研究者による乗組員向けの「サイエンス・カフェ」を2回開き、地震発生帯への掘削の意義や本プロジェクトの概要について講演を行いました。
ステージ2の航海期間中に、このような催しを時折開催していきたいと思います。
それでは
木下正高、ハロルド・トビン、江口暢久

5.26, 2009
Day:17
天候:晴れ時々曇り
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
昨日乗船した英BBC取材チームによる、「ちきゅう」での地震発生帯掘削計画を紹介した初レポートがBBCニュースウェブサイトに掲載されました。
それでは
木下正高、ハロルド・トビン、江口暢久

5.25, 2009
Day:16
天候:晴れ
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
「ちきゅう」による南海掘削の意義などを紹介するために、英国のテレビ局(BBC)の取材班が「ちきゅう」に乗船してきました。ニュースは5月29日に放送される予定とのことです。
それでは
木下正高、ハロルド・トビン、江口暢久

5.24, 2009
Day:15
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
木下正高、ハロルド・トビン、江口暢久

5.23, 2009
Day:14
天候:晴
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
もう一人のプロジェクトの代表研究者である、ハロルド・トビン博士が昨日乗船し、船上はにぎやかになりました。
それでは
木下正高、ハロルド・トビン、江口暢久

5.22, 2009
Day:13
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11B、北緯33度27分、東経136度32分)
それでは
木下正高、江口暢久

5.21, 2009
Day:12
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11、北緯33度27分、東経136度32分)
昨夜、ROV(無人探査機)で注意深く作業し、コンダクターパイプ設置装置につながったドリルパイプを、いったん船上に引き上げました。
今後、コンダクターパイプ設置装置及び残りのドリルパイプの回収を試みる予定です。
一方、船上では、首席研究者である木下博士がラボテクニシャンを対象に「サイエンス・カフェ」を開き、南海掘削の科学目的や本航海の計画、2007-2008年に実施したステージ1掘削航海の成果について解説を行う予定です。
ではまた
Nobu and Masa

5.20, 2009
Day:11
天候:曇
ロケーション:掘削地点C0009A(NT2-11、北緯33度27分、東経136度32分)
昨日のレポートの通り、36インチ径コンダクターパイプの設置を昨日の朝に開始し、17時00分に海底下54.5メートルの予定深度に設置しました。(注釈:36インチは約90センチです。)
また、ウェルヘッドが安定していることを確認しました。
続いて、26インチ径のドリルビットで掘進する予定でしたが、コンダクターパイプの設置装置に機械的な問題が生じたため、現在はその対処を行なっています。
ではまた
Nobu and Masa

5.19, 2009
Day:10
天候:晴
ロケーション:掘削地点NT2-11(開孔後に掘削孔C0009Aと命名。北緯33度27分、東経136度32分)
うれしいお知らせです。本日9時25分に、掘削地点NT2-11(開孔後に掘削孔C0009Aと命名)において、ライザー掘削孔を開孔しました。開孔は昨夜の予定でしたが、ROV(無人探査機)の障害により延期されていました。36インチ径のコンダクターパイプが海底下にジェットインされていくのが船上からもROVからの映像を通して確認されました。天候は良好、風はなく、波も穏やかで、今日のよき日に開孔となりました。
ではまた
Nobu and Masa

5.18, 2009
Day:9
天候:晴
ロケーション:掘削地点(NT2-11、北緯33度27分、東経136度32分)
昨日16時00分に、ROV(無人探査機)による海底へのトランスポンダ(音響測位装置)の設置を完了しました。2セットのトランスポンダのキャリブレーションも昨夜21時30分に完了しました。
巨大な36インチ径のコンダクタパイプは、現在ムーンプールに吊るされており、MWD(掘削同時計測)を装備した26インチ径の掘削編成を組み立てています。心配された天候の影響もなく、10時00分までにコンダクタパイプと掘削編成の降下を開始し、最終確認ができしだい、開孔の予定です。むこう2日間の天候は良好と予測され、今まさに掘削開始を待っています。
ではまた
Nobu and Masa

5.17, 2009
Day:8
天候:晴
ロケーション:掘削地点付近(NT2-11、北緯33度27分、東経136度32分)
昨日の日没後から、ROV(無人潜水機)による海底へのトランスポンダ(音響測位装置)の設置を開始しました。今朝までに8基が海底に設置され、現在残り2基を設置しているところです。
明日の早朝には、30インチ径のコンダクタパイプのジェットインを行なう孔の位置を最終決定できそうです。
本海域の天候は悪化してきています。明日は最大で20m/sの強風と3mに逹する波が予想されていますが、作業への影響はなさそうです。
研究区画も準備が続いています。ラボテクニシャンたちは皆、研究者チームが乗船してくるのを心待ちにしています。
ではまた
Nobu and Masa

5.16, 2009
Day:7
天候:全曇/雨
ロケーション:掘削地点(NT2-11、北緯33度22分、東経136度32分)
今日は土曜ですが、「ちきゅう」船上は休まずオペレーションを行っています。
ROV(無人探査機)を用いた詳細な海底面調査は昨日で完了しました。
また、これから開始するライザー掘削で海底に設置する噴出防止装置(BOP)を、緊急時に安全に切り離すための退避経路を確認しました。
7時10分、「ちきゅう」は掘削地点(NT2-11)に到着し、36インチ径のケーシングパイプと、26インチ径の掘削編成を準備しています。
これから約3ヶ月続く掘削の間、船を定点保持するため、トランスポンダ10基(音響測位装置)を、海底に配置する予定です。すべての準備が整いしだい、いよいよ開孔し、巨大な構造物である噴出防止装置を海底に降下するための土台を設置します。
研究区画では、カッティングスおよびコアの処理・計測の準備が続いています。
最初のライザー掘削に向けて準備は万端です。
ではまた
Nobu and Masa

5.15, 2009
Day:6
天候:快晴
ロケーション:海底調査地点(北緯33度31分、東経136度35分)
昨日に引き続き、詳細な海底面調査を今朝まで行いました。
ROV(無人探査機)のケーブルに不具合が発生しましたが、予定していた調査のほぼすべてについて完了しました。
これから「ちきゅう」は、掘削地点(NT2-11)に移動して、海底にトランスポンダ(音響測位装置)を設置する予定です。
すべてのトランスポンダを設置したのち、掘削位置を最終的に決定して、36インチのコンダクターパイプで掘削を開始します。
本日午前、人員交代のため、ヘリコプターが2往復する予定です。
また、サプライボートは、資材の積み込みをもうすぐ開始します。
研究区画においては、掘削中の安全ガスモニタリングの準備をラボコンテナで行っています。掘削地点(NT2-11)でのライザー掘削に向けて、カッティングスやコアの処理・測定の準備も行っています。
みなさん、よい週末を!
Nobu and Masa

5.14, 2009
Day:5
天候:快晴
ロケーション:掘削地点(NT2-11:北緯33度27分・東経136度32分)まで1海里
昨日の午後より引き続き、掘削パイプおよびROV(無人探査機)を用いて精密な海底面調査を行っています。ROVの制御系に軽微な故障を発見しましたが、調査そのものは順調です。この調査にはもう1日前後かかる見込みです。我々は、まもなく最初の掘削地点(NT2-11)に到着し、掘削地点近傍の詳細な海底地形の調査を継続する予定です。
今朝、我々はビデオ会議をハロルド・トビン博士(もう一人の南海掘削プロジェクト代表研究者)と行ない、「ちきゅう」での行動について連絡を取り合いました。トビン博士は5月22日に乗船する予定です。
研究区画においては、ちゃくちゃくと準備作業が進行しています。
ではまた!
Nobu and Masa

5.13, 2009
Day:4
天候:曇り/雨
ロケーション:北緯33度33分、東経136度28分
昨日5月12日17時00分に、予定通り新宮港を出港しました。
同日23時00分に調査海域に到着し、ダイナミックポジショニングモード(定点保持)に移行しました。ライザー掘削地点(NT2-11)での掘削の前に、本海域で海底面の調査を行います。ROV(無人探査機)は、すでに本日朝に潜行し、現在は海底調査のため掘削パイプが降ろされるのを待ち受けています。この調査は本日正午前後に開始され、1日半ないし2日間かかる見込みです。
現在の天候は曇りで、雨がわずかに降っていますが風はありません。
研究区画では本日午前、本航海中のコアおよびカッティングス処理の最終準備計画について、テクニシャンたちが打ち合わせています。
「ちきゅう」が再びIODPの科学掘削航海を行なえて、私たちは本当にうれしく思っています。
Cheerio,
Nobu and Masa

5.12, 2009
Day:3
天候:快晴
ロケーション:新宮港着岸中
ようやく出航許可が出たので、本日15時に積み込みを終了し、17時に新宮港を出航します。今朝9時15分から、地球深部探査センター横浜オフィス、マントルクエスト本社、新宮事務所、ヘリコプター基地など、陸上関連施設と電話会議を行い、お互いが共通認識をもって今後の作業にあたることができるよう、確認作業を行いました。現在の所、「ちきゅう」は掘削地点NT2-11に本日深夜には到着し、掘削準備を行う予定です。
乗船メンバーは出航を本当に楽しみにしています。では。
Nobu and Masa

5.11, 2009
Day:2
天候:快晴
ロケーション:新宮港着岸中
私たちは、新宮港で、資材の積み込みを行っています。
天候に恵まれ、太陽は輝き、鳥はさえずっています。
すべての乗組員は、出港に向け懸命に働いています。
また、研究区画においても、テクニシャンたちが懸命に本航海の準備をしています。
明日のレポートで正確な出港時刻をお知らせできると思います。
Nobu and Masa

5.10, 2009
Day:1
天候:快晴
ロケーション:新宮港着岸中
現在、研究者チームはまだ乗船していませんが、プロジェクト代表研究者の木下正高と、私、CDEX研究支援統括チーフの江口暢久が乗船しています。今月下旬には、もう一人の代表研究者であるHarold Tobinが乗船する予定です。
これから「ちきゅう」での行動を、このDaily Reportで報告していきます。ぜひご覧ください。
Nobu and Masa
