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RESEARCH

研究紹介

自然界における物質動態の解明と水圏―地圏―生命圏の統合的理解

自然界に存在する性状未知の有機/無機分子群の探索

機構では、自然起源由来の地球システムの根幹である物質(元素、同位体、化合物等)に着目し、これらの起源・組成・分布・相互作用の時空間的変動の要因に関する未解明問題の解決に資する研究開発を進めます。特に、海洋・陸域における物質科学の基礎記載および地球惑星科学に関わる多角的な観測を実施し、物質動態の理解及び将来予測に取り組みます。また、国内外の研究機関等との連携により、資源の分布や環境影響の推定を含めた水圏―地圏―生命圏の統合的理解の体系化に貢献します。

海底資源形成機構の解明と持続的活用に向けた研究開発

左上:無人探査機による海底熱水鉱床のサンプリングの様子。右上:海山斜面に広がるコバルトリッチクラストの様子。左下:分析に用いる堆積物のサンプル。右下:海底から回収されたマンガン団塊(ノジュール)。

多様な組成と形態で存在する海底資源(鉱物資源、エネルギー資源等)に焦点を当て、その資源形成機構の解明を目指します。機構が有する様々な物理探査・物性計測技術と高い化学分析能力を最大活用し、対象とする海洋の物質の機能を詳細に把握して、海底資源の分布推定を含めた研究開発を進めます。これらの研究開発を通じて得られた先進的かつ学際的な分析技術・調査技術の知見や基礎データは、国内外の研究枠組みに還元し、有用物質機能の利活用の推進及び社会課題解決に向けた取り組み等に貢献します。

環境汚染物質の動態解明と低負荷素材の開発

左:海洋環境から採取されたマイクロプラスチック。右:セルロース由来の生分解性プラスチック。

海洋に広く存在し、環境に影響を及ぼしている人為起源の海洋汚染物質(マイクロプラスチック等)に着目し、その動態と環境影響の解明を目的とした研究開発を進めます。また、人為起源物質の環境調和的な活用や低負荷素材の開発を通じて、海洋汚染の低減という社会課題の解決に資する研究開発を推進します。これらの取り組みを通じて、海洋汚染物質の動態像を解明し、環境調和型社会の構築を目指します。