Beella digitata (BRADY)
ベーエラ・ディギタータ Beella digitata
ユビウキダマ属Beellaのタイプ種である。成長の初期には球形~亜球形の房室をもつが、成長するにつれ房室が指状に長く伸びるようになる。主口孔は大きく開き、口孔縁 (rim) を伴う。最終螺旋は4〜6室。殻の最大長径約800 μm。熱帯〜亜熱帯に産出するが出現は稀である。生態はよくわかっていない。
読み
ベーエラ・ディギタータ
和名
ユビウキダマ
分類
FORAMINIFERA - グロボタラメア綱 - ロタリイダ目 - グロビゲリニダ亜目 - グロビゲリノイデア上科 - グロビゲリニダエ科 - ユビウキダマ属
時代
現生
特徴
ユビウキダマ属Beellaのタイプ種である。成長の初期には球形~亜球形の房室をもつが、成長するにつれ房室が指状に長く伸びるようになる。主口孔は大きく開き、口孔縁 (rim) を伴う。最終螺旋は4〜6室。殻の最大長径約800 μm。熱帯〜亜熱帯に産出するが出現は稀である。生態はよくわかっていない。
電子顕微鏡写真
スケール:100μm
ベーエラ・ディギタータ Beella digitata スケール:100μm
旋回面
ベーエラ・ディギタータ Beella digitata スケール:100μm
臍側面
スケール:10μm
ベーエラ・ディギタータ Beella digitata スケール:10μm
表面構造の拡大画像
コラム、まめ知識など
B. digitataは主に熱帯〜亜熱帯域に産出します。片手でチョキを出したような特徴的な形がユニークな種ですが、殻が薄いために堆積物に残りにくく、化石として見つけることはやや困難です。しかしこの種が多く出れば、堆積物の保存が良いということになるため、炭酸塩の保存状態の指標になり得ます。