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浮遊性有孔虫データベース
Globigerinita minuta (NATLAND)
読み
グロビゲリニタ・ミヌータ
分類
FORAMINIFERA - グロボタラメア綱 - ロタリイダ目 - グロビゲリニダ亜目 - キャンデイノイデア上科 - キャンデイニダエ科 - テリウキダマ属
特徴
殻は小さく、高いトロコイド状旋回である。最終旋回は3.5~4の房室からなり、房室は球状である。主口孔は臍部に位置し、薄いリップをもつ。成体は臍部が疱状版におおわれる場合があり、副口孔ができることがある。Globigerinita glutinata と似ているが、G. glutinataと比べ高いトロコイド状旋回であること、主口孔がやや大きく弧状に開いていることと、密巻き(involute)であることで区別できる。また本種はGlobigerinita uvulaと比べて旋回高さが低いことや、殻表面が荒くざらざらしていることでも区別できる。殻の最大長径は約0.2mm。熱帯~温帯域の表層に生息し、湧昇地域で比較的高い産出報告がある。