ページの先頭

浮遊性有孔虫データベース
Globorotalia tumida (BRADY)
読み
グロボロタリア・ツミダ
和名
マキウキダマ
分類
FORAMINIFERA - グロボタラメア綱 - ロタリイダ目 - グロビゲリニダ亜目 - グロボロタリオイデア上科 - グロボロタリイダエ科 - マキウキダマ属
時代
現生
特徴
マキウキダマ属Globorotaliaのタイプ種である。基本的な形状や装飾、房室の付加様式はG. cultrataと類似しているが、殻全体の概形が長卵形であることに加え、旋回軸部分の房室がもっとも厚くなるため、側面から見ると大きく膨らんだ両凸(レンズ)状(biconvex)となることが特徴である。殻縁部には厚いキールを持つ。厚い石灰化が顕著であり、最終旋回より前の旋回の室房の区別はつきにくい。主口孔周辺の小突起もよく観察される。殻の最大長径は約1.6 mm。赤道〜亜熱帯が主な分布域である。生息水深は深く、混合層からはめったに採取されない。
電子顕微鏡写真
スケール:200μm
コラム、まめ知識など
マキウキダマは形がG. cultrataによく似ていますが、より深い水深に適応した種類です。そのせいか、殻も厚く、重量もヘビー級です。水滴型の殻のかたちが特徴的な種です。