Globorotalia ungulata BERMÚDEZ
グロボロタリア・ウングラータ Globorotalia ungulata
基本的な形状や装飾、房室の付加様式はGloborotalia cultrataと同じである。旋回面のみの観察ではG. cultrataとの識別はむずかしいが、本種は殻壁は薄く、光学顕微鏡下では透明に見えることが異なる。最終室の臍面側の室が円錐状に角張り、最凸部にはキールのようなやや太めの梁構造を作ることがある。最終室の形状はG. cultrata よりやや長い。殻の表面は微細な壁孔が全体に分布する。殻の最大長径約1.5mm。主に赤道から低緯度の熱帯~亜熱帯域に産出する。
読み
グロボロタリア・ウングラータ
分類
FORAMINIFERA - グロボタラメア綱 - ロタリイダ目 - グロビゲリニダ亜目 - グロボロタリオイデア上科 - グロボロタリイダエ科 - マキウキダマ属
特徴
基本的な形状や装飾、房室の付加様式はGloborotalia cultrataと同じである。旋回面のみの観察ではG. cultrataとの識別はむずかしいが、本種は殻壁は薄く、光学顕微鏡下では透明に見えることが異なる。最終室の臍面側の室が円錐状に角張り、最凸部にはキールのようなやや太めの梁構造を作ることがある。最終室の形状はG. cultrata よりやや長い。殻の表面は微細な壁孔が全体に分布する。殻の最大長径約1.5mm。主に赤道から低緯度の熱帯~亜熱帯域に産出する。
電子顕微鏡写真
スケール:100μm
グロボロタリア・ウングラータ Globorotalia ungulata スケール:100μm
臍側面
グロボロタリア・ウングラータ Globorotalia ungulata スケール:100μm
側面
グロボロタリア・ウングラータ Globorotalia ungulata スケール:100μm
螺旋面
スケール:50μm
グロボロタリア・ウングラータ Globorotalia ungulata スケール:50μm
最終房室の臍側面に張り出した部分の拡大
グロボロタリア・ウングラータ Globorotalia ungulata スケール:50μm
表面構造
スケール:20μm
グロボロタリア・ウングラータ Globorotalia ungulata スケール:20μm
口孔(アパーチャ)部分の拡大
グロボロタリア・ウングラータ Globorotalia ungulata スケール:20μm
表面構造
コラム、まめ知識など
形態はマキウキダマに似ていますが、最終室が臍側に高く伸びるのが特徴です。殻は薄いため、半透明に見えます。