平成19年2月1日
独立行政法人海洋研究開発機構

地球シミュレータセンターと南アフリカ共和国メラカ研究所が共同研究協定を締結
〜地球シミュレータによるシミュレーション研究・人材育成について連携〜

海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)の地球シミュレータセンター(センター長 佐藤哲也)と南アフリカ共和国メラカ研究所(所長 Llew Jones)は、国際共同研究及び人材育成に関する実施協定を締結しました。

本協定では、南アフリカ共和国の科学技術省所管の科学産業研究所(スタッフ数2500人規模のアフリカ大陸最大の総合国立研究所)に所属する情報通信分野の研究所であるメラカ研究所と、地球シミュレータセンターが連携し、旱魃や砂漠化等のアフリカに特異な気象現象等について、予測シミュレーションや可視化技術のための人材育成を含む研究交流を行うことを目的としています。  昨年6月に、日・南ア科学技術協力協定に基づく合同委員会の第2回会合が東京にて開催され、そこでハイパフォーマンス・コンピューティング(高度計算科学技術)分野における協力推進が合意されましたが、本協定の締結により、この国際協力の一躍を担うことが期待されています。


1.共同研究協定の名称:
「地球シミュレータセンターおよび南アフリカ共和国メラカ研究所間の国際共同研究及び人材育成に関する実施協定」
2.締結者:
      地球シミュレータセンター   センター長 佐藤哲也
                 メラカ研究所          所長         Llew Jones
3.協定内容について:
地球シミュレータセンターとメラカ研究所は、高解像度での気象シミュレーションや固体地球シミュレーション等の研究分野に関して、人材育成(メラカ研究所の若手研究者の研究指導等)を含む研究交流を行います。将来的には、シミュレーション結果の可視化技術に関する研究や、海洋研究開発機構の他の研究センターの研究者も交えて、アフリカ大陸における気候変動に関する研究テーマ等に関しても、研究交流を進めていく予定です。これらにより、研究成果をアフリカの旱魃対策事業等の策定に活用することも期待されます。
4.協定期間:
平成19年2月1日から平成21年1月31日(2年間)

補足説明 >>

<お問い合わせ先>

(共同研究の内容について)
独立行政法人海洋研究開発機構
地球シミュレータセンター研究推進室   室長   小原 孝文
TEL:045-778-5751   FAX:045-778-5490
(報道について)
独立行政法人海洋研究開発機構
経営企画室   報道室   室長   大嶋 真司
TEL:046-867-9193   FAX:046-867-9199