募集職種 | 特任研究員 2名 (AGS23-015) |
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募集対象部署 | 地球環境部門 地球表層システム研究センター 海洋生態系研究グループ ※雇用期間中に組織改編等行われた場合は、配属先が変わる場合があります。 |
募集内容 | 海洋研究開発機構 地球環境部門 地球表層システム研究センター 海洋生態系研究グループでは、このたび下記の要領で、科学研究費助成事業 「東南極周辺南大洋の環境変化と生物地球化学循環・低次生態系の応答(2023年度〜2027年度 研究分担者:野口 真希)」に従事する特任研究員2名(観測研究1名、モデル研究1名)を募集します。 【研究内容】 観測の空白域である東南極南大洋域において、物理環境−物質循環(生物地球化学循環)−海洋生態系(低次生態系)を結びつけるミッシングリンクを現場観測と数値シミュレーションから明らかにし、将来予測を含む包括的な実態を解明することを目指します。 ◯観測研究 南半球の夏の時期に、南極観測船「しらせ」等に乗船し、トッテン陸棚域を中心とした海域にて採水や係留系観測、各種ネット採集やフロート観測からデータを取得・解析し、南極大陸−沖合間の水塊構造と栄養塩などの化学環境、生物生産の一連のメカニズムを把握を目的とします。観測と数値モデルを統合し検証します。 (1)南極観測に参画し、船舶・係留系・フロートなど現場観測を行う。 (2)観測で得られたデータを用いて、東南極周辺海域の物理場を把握し、化学・生物過程の関係性を解析する。 (3)当課題に関わる報告書を作成、査読付き学術誌での成果の発表など行う。 【関連する専門分野】 海洋物理学、海洋化学、生物地球化学等 ◯モデル研究 物理−物質循環−生物の統合的なモデルの開発を行います。動的環境適応モデルをベースに全球および領域スケールの数値モデルの開発を進めると共に、観測データとの相互比較からモデルを高度化し、検証します。最終的には、環境の変化に伴い海洋生態系がどのように応答する可能性があるのか、CO2排出シナリオベースの将来予測シミュレーション実験を行います。 (1)海氷下の一次生産者の光合成速度について、既存の動的環境適適応モデルの高度化と改良を行う。 (2)CO2排出シナリオベースの将来予測シミュレーション実験と解析 (3)プランクトンや沈降粒子の輸送過程を理解するための粒子追跡手法を適用した数値モデルによる実験 (4)当課題に関わる報告書を作成、査読付き学術誌での成果の発表など行う。 【関連する専門分野】 地球環境科学、生物地球化学、水産科学、海洋物理学等 特別推進研究「東南極周辺南大洋の環境変化と生物地球化学循環・低次生態系の応答」については、下記ウェブサイトをご参照ください。 https://sites.google.com/view/naomiharada-lab/home?authuser=0 |
職種とキャリア | 【職種】 研究職(サイエンス):主に研究開発に関わる理論、観測、実験に基づく基盤的、独創的または先進的な研究による業績が期待される職 研究職(テクノロジー):主に研究開発に関わる基盤的、独創的または先進的な技術開発及びそれらによる研究による業績が期待される職 【キャリア】 特任研究員: 当課題への貢献のため、自立した研究者として研究・技術開発を行い、主著論文や技術革新を中心とした成果を創出する。 ※職種は、採用時に決定いたします。 |
応募資格 | 【学歴】 当該研究もしくは技術開発に関連する分野の博士号取得者 【必須経験・資格】 下記の経験・研究実績があることが望ましい。 ◯観測研究 観測研究に加え、海洋物質循環モデルなど数値モデルの取り扱い ◯モデル研究 海洋大循環モデル、海洋生態系や海洋物質循環モデリングの研究開発 |
勤務地 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 横須賀本部 神奈川県横須賀市夏島町2番地15 ※受動喫煙防止措置:敷地内禁煙(屋外に喫煙場所あり)、喫煙可能区域での業務なし |
採用形態 | 【募集人数】 2名 【雇用形態】 任期制職員 【勤務時間】 裁量労働制 ※始業及び終業を始めとする、時間配分の決定及び業務遂行の方法(在宅勤務等を含む)は、勤務者の裁量に委ねられます。 【雇用期間】 2024年1月1日〜2024年3月31日(2028年3月31日まで更新可) ※雇用開始日は応相談 ※1回の雇用期間を1事業年度とし、当課題の進捗状況と勤務実績等により契約更新を可能とします。 ※上記雇用期間については、当課題の予算の状況により変更する場合があります。 ※本機構の規程に基づき、事業年度中に65歳に達する時は当該事業年度末日をもって雇用契約を終了といたします。本期日については、今後変更する場合があります。 ※定年制職員への移行審査資格はありません。 |
給与 | 年俸制(1/12を月々支給) 【参考年俸】 600万円〜700万円程度 ※経験・能力などを考慮の上、決定いたします。 ※賞与および退職金は年俸に含まれます。 |
福利厚生 | (1)赴任旅費を支給します。 (2)通勤手当を支給します。 (3)各種保険(健康保険、厚生年金保険、企業年金基金、雇用保険、労災保険等)を完備しています。 (4)職員等の相互扶助及び福利厚生の増進を図るための共済会制度があります。 (5)民間賃貸住宅の社宅貸与制度があります。 (6)土日祝祭日・年末年始・年次有給休暇・特別有給休暇を休日及び休暇とします。介護休業・育児休業等の制度があります。 |
応募書類及び提出方法 | (1)履歴書 ※様式自由 ※連絡先Eメールアドレス記載 (2)これまでに行ってきた研究の要約 1枚 (3)当課題における研究計画 1枚 (4)研究業績並びにこれまで受けた競争的資金リスト ※論文は、レフェリー制のあるジャーナルとその他の研究、学術出版物に分けること。 ※DOIコードが付与されている場合は記載 ※科学研究費補助金、科学技術振興機構からの受託研究費なども記載 ※競争的資金を受けたことが無い場合は、「競争的資金該当なし」と記載 (5)主要論文 2編以内 応募書類(1)〜(5)はすべてPDFファイルに変換して、下記URLからアップロードしてください。 https://recruit.jobcan.jp/jamstec/entry/new/1742616 (6)推薦書 2通 ※2名の推薦者からの署名入り、PDF形式に変換した推薦書を各1通 ※本機構役職員(招聘を含む)は推薦者として認められません。 応募書類(6)は、各推薦者より下記採用担当アドレス宛に、Eメール添付にて締切までにお送りください。 recruit-app[at]jamstec.go.jp ※送信時は、[at]をアットマークに変え、件名を「ESS AGS23-015 応募者名」としてください。 |
選考 | 書類選考通過者に面接を行い、採用を決定します。 ※原則としてオンラインにて面接を実施します。 |
応募締切 | 2023年9月5日(火) 23時59分 (日本時間/JST)必着 ※応募状況によっては、募集期間を延長することがあります。 |
お問い合わせ先 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 人事部 人事任用課 採用担当 TEL 045-778-5788 Eメール: recruit-app[at]jamstec.go.jp ※Eメールによるお問い合わせの際は、[at]をアットマーク@に変え、件名を「ESS AGS23-015 公募について」としてください。 |
注意事項 | (1)提出書類は厳正に管理します。また、お預かりする個人情報は、採用選考並びに採用内定もしくは着任後の人事管理等の目的のみに使用し、他の目的では一切使用いたしません。 (2)採用内定時に健康診断書を提出していただきます。 (3)応募後に辞退される場合は、上記問い合わせ先までご連絡ください。 (4)上記各条件は、公募開始時点におけるものです。 (5)日本語を母国語としない場合、業務時の使用言語は英語です。 |
多様性への取り組み | 多様な価値観による優れた研究開発成果と科学技術イノベーションの創出を目指して、JAMSTECでは、男女共同参画を踏まえた女性の積極的採用にとどまらず、国籍や人種、性別、性自認、年齢、障がいの有無などに関わりなく個性が尊重される就労環境の実現を見据えた採用活動に取り組んでいます。 さらに多様性に対応する時短勤務や裁量労働など、柔軟な働き方や環境整備を推進して参ります。 |