募集職種 | ポストドクトラル研究員 (AGP25-016) |
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募集部署 | 地球環境部門 北極環境変動総合研究センター 北極化学物質循環研究グループ ※雇用期間中に組織改編等行われた場合は、配属先が変わる場合があります。 |
募集内容 | 募集部署では、科学研究費助成事業「北方森林生態系の近未来像:永久凍土融解に対する生物圏機能の過渡応答(2025年度〜2029年度 課題代表者:小林 秀樹)」に関連して現地の観測データをもとに将来予測モデルの評価と改善に資する研究に従事するポストドクトラル研究員1名を募集いたします。 【研究内容】 (採用直後) 当課題では、国内の研究機関およびアラスカ大学フェアバンクス校と連携して、米国アラスカ州フェアバンクス郊外の北方森林域において永久凍土融解実験を実施しています。 この実験は、地球温暖化による永久凍土の融解が北方森林生態系の生物圏機能にどのような過渡的応答を引き起こし、ひいては温室効果ガスの排出にどのような影響を与えるのかを解明することを目的としています。 これらの実験データに加え、北方林地帯における多様な観測データを活用し、永久凍土融解が生物圏機能の変化に及ぼす影響を統合的に解析するとともに、陸域モデルなどを用いて近未来における影響予測を行う研究に従事するポストドクトラル研究員を募集します。 以下のいずれか、あるいは両方への研究を行うことが期待されます。 1.観測データとモデル出力値の比較解析に基づく、永久凍土融解の温室効果ガスフラックス動態への影響解析 2.凍土融解に伴う生物圏応答メカニズムのモデルへの導入、数値実験およびモデル検証 ※アラスカで進行中の永久凍土融解実験において、参画研究者と連携して現地での観測支援が可能な方を歓迎します。 (変更の範囲) 機構の定める業務 【関連する専門分野】 環境科学、気候科学、データ科学、生態学、物質循環学など |
職種 |
ポストドクトラル研究員: 上長の指示の下に当課題が認めた自らの研究課題を自主的に遂行し、自らの研究資質を向上させることが期待される職 |
応募資格 | 【学歴】 関連分野の博士号取得者(採用日までに取得見込みの者を含む。) 博士号を取得した年度の末日から採用までが5年以内であること。 (2020年4月以降に学位を取得した者) 【経験・資格】 当課題を意欲的に推進してくださる方であれば経験は問いませんが、下記分野のいずれかに関心がある、あるいは研究経験がある方の応募を特に歓迎します。 ・環境科学分野における大規模(多次元)データ解析・モデリング(プロセスベースのモデリング、統計モデリング手法、Physics-Informed Machine Learning(PIML, PINN)などに基づくAI解析など) ・地球システムモデルや領域気候モデルを用いた数値解析 ・陸域、陸水、沿岸生態系における観測とデータ解析 ※陸域モデルを活用した研究経験は必須ではありません。 |
勤務地 | (採用直後) 国立研究開発法人海洋研究開発機構 横浜研究所 神奈川県横浜市金沢区昭和町3173番25 ※受動喫煙防止措置:敷地内禁煙(屋外に喫煙場所あり)、喫煙可能区域での業務なし (変更の範囲) 機構の定める場所(在宅勤務を行う場所を含む) |
採用形態 | 【募集人数】 1名 【雇用形態】 任期制職員 【勤務時間】 裁量労働制 ※始業及び終業を始めとする、時間配分の決定及び業務遂行の方法(在宅勤務等を含む)は、勤務者の裁量に委ねられます。 【雇用期間】 2025年11月1日〜2026年3月31日(2028年3月31日まで更新可) ※雇用開始日は応相談 ※1回の雇用期間を1事業年度とし、当課題の進捗状況と勤務実績等により契約更新を可能とします。 ※上記雇用期間については、当課題の予算の状況により変更する場合があります。 ※事業年度中に65歳に達する時は当該事業年度末日をもって雇用契約を終了といたします。本期日については、今後変更する場合があります。 ※科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律第15条の2の適用を受ける職種です。 ※定年制職員への移行審査資格はありません。 |
給与 | 年俸制(1/12を月々支給) ※経験・能力などを考慮の上、決定いたします。 ※賞与および退職金は年俸に含まれます。 【参考年俸】 440万円〜560万円 ※昇給はありません。 |
福利厚生 | (1)赴任旅費を支給します。 (2)通勤手当を支給します。 (3)各種保険(健康保険、厚生年金保険、企業年金基金、雇用保険、労災保険等)を完備しています。 (4)職員等の相互扶助及び福利厚生の増進を図るための共済会制度があります。 (5)民間賃貸住宅の社宅貸与制度は対象外となります。 (6)土日祝祭日・年末年始・年次有給休暇・特別有給休暇を休日及び休暇とします。介護休業・育児休業等の制度があります。 |
応募書類及び提出方法 | (1)履歴書 ※様式自由 ※連絡先Eメールアドレス記載 ※推薦者の連絡先1件を記載(応募者が書類選考を通過した場合、推薦者から直接本機構宛に、推薦書を送付していただきます。) ※本機構役職員は推薦者として認められません。 (2)これまでに行ってきた研究の要約 1枚 (3)当課題における研究計画 1枚 (4)研究業績並びにこれまで受けた競争的資金リスト ※論文は、レフェリー制のあるジャーナルとその他の研究、学術出版物に分けること。 ※DOIコードが付与されている場合は記載 ※科学研究費補助金、科学技術振興機構からの受託研究費なども記載 ※競争的資金を受けたことが無い場合は、「競争的資金該当なし」と記載 (5)主要論文 2編以内 すべての書類をPDFファイルに変換して、下記URLからアップロードしてください。 https://recruit.jobcan.jp/jamstec/entry/new/2175712 |
選考 | 書類選考通過者に面接を行い、採用を決定します。 ※原則としてオンラインにて面接を実施します。 |
応募締切 | 2025年8月24日(日) 23時59分 (日本時間/JST)必着 ※応募状況によっては、募集期間を延長することがあります。 |
お問い合わせ先 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 人事部 人事任用課 採用担当 Eメール: recruit-app[at]jamstec.go.jp ※[at]をアットマークに変え、件名を「IACE AGP25-016 公募について」としてください。 |
注意事項 | (1)提出書類は厳正に管理します。また、お預かりする個人情報は、採用選考並びに採用内定もしくは着任後の人事管理等の目的のみに使用し、他の目的では一切使用いたしません。 (2)採用内定時に健康診断書を提出していただきます。 (3)応募後に辞退される場合は、上記問い合わせ先までご連絡ください。 (4)上記各条件は、公募開始時点におけるものです。 (5)日本語を母国語としない場合、業務時の使用言語は英語もしくは日本語です。 |
多様性への取り組み | 多様な価値観による優れた研究開発成果と科学技術イノベーションの創出を目指して、JAMSTECでは、男女共同参画を踏まえた女性の積極的採用にとどまらず、国籍や人種、性別、性自認、年齢、障がいの有無などに関わりなく個性が尊重される就労環境の実現を見据えた採用活動に取り組んでいます。 さらに多様性に対応する時短勤務や裁量労働など、柔軟な働き方や環境整備を推進して参ります。 具体的な取り組みは、下記からもご確認ください。 https://www.jamstec.go.jp/j/about/gender_equality/ |