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RESEARCH

研究紹介

「海洋地球デジタルツインの構築と展開」の紹介

現実と計算を融合し、地球を“実装”する

多様な海洋地球観測情報を、シミュレーションモデルやデータ駆動型手法によりデジタル空間へ写像し、現実空間とデジタル空間が相互に連携できる「海洋地球デジタルツイン」を開発します。複雑に絡み合う地球システムの相互関連性を発見・解明するとともに、その関係性に基づく付加価値情報を利用者ニーズに合わせて最適化し、社会に提供します。JAMSTEC内の各研究部門およびWPI-AIMEC等との協働により、海洋生物デジタルツインや極端気候・海洋デジタルツインなどのツイン群を高度化。さらに、ツール・データ活用の基盤整備を進め、アジアを中心とした国際ネットワークとして展開します。

「ビッグデータの利活用と付加価値情報創生のためのデータ科学研究」の紹介

データから知を編み、使える価値へ変える

海洋地球生命科学における膨大で多様なデータを活用し、学術理解の深化と付加価値情報創生を加速するデータ科学手法を研究開発します。特に、分野に特化したマルチモーダル生成AIによる知識の体系化と利活用、プロセス駆動型アプローチとデータ駆動型アプローチの融合による予測・解析の高度化に注力します。さらに、分野横断型の研究開発を推進し、観測・シミュレーションを含む多様なデータを用いたデータ科学において研究コミュニティをリードします。各課題との連携を強化することで、機構全体の成果創出を最大化し、社会実装に向けた情報提供の質と速度を高めます。

「海洋地球生命科学に遍在する非線形現象の数理の探求」の紹介

非線形の核心をつかみ、予測力の土台へ

海洋地球生命科学に遍在する非線形現象について、普遍性を捉える数理科学的アプローチと、精緻にモデル化する計算科学的アプローチの両輪で、現象の背後にある法則と構造を発見・解明します。観測データ等へ数理科学手法を適用し、非線形現象を支配する時空間相互作用の仕組みを明らかにするとともに、大規模計算・データ解析の技術開発を進めます。これにより、海洋地球生命分野に潜む階層性や多様なスケールの結びつきを解きほぐし、分野横断の研究開発に貢献。デジタルツインやデータ科学研究の基盤となる“理解と予測”の確かな土台を築きます。