産業界へのアピールポイント
微量試料の炭素窒素安定同位体比測定が可能な分析用前処理装置
発明の概要
元素分析装置における炭素・窒素安定同位体比等の検出能力を向上させることができる元素分析用前処理装置を提供する。主として以下の構成よりなる。
1) 元素分析用前処理装置は、試料中の元素を分析装置で分析する測定用の測定ガスを生成するための装置であり、試料を供給するオートサンプラ21と、反応ガスを供給するための酸素ガスボンベ5と、試料を酸素ガスボンベから供給された反応ガスによって燃焼させてガス化させる燃焼部22aと、この燃焼部の下流側に形成され酸化剤を入れた酸化カラム部22bとを有する酸化管22と、試料ガスを還元させる還元剤を入れた還元管24と、を備えている。
2) 酸化管は、燃焼部の流路断面積S1を酸化カラム部の下流部の流路断面積S2より大きく形成している。
3) 還元管は、流路断面積S3を燃焼部の流路断面積より小さく形成している。
以上の前処理装置によって、分析試料の拡散ロスが減少し、分析精度を高めることができる。
1) 元素分析用前処理装置は、試料中の元素を分析装置で分析する測定用の測定ガスを生成するための装置であり、試料を供給するオートサンプラ21と、反応ガスを供給するための酸素ガスボンベ5と、試料を酸素ガスボンベから供給された反応ガスによって燃焼させてガス化させる燃焼部22aと、この燃焼部の下流側に形成され酸化剤を入れた酸化カラム部22bとを有する酸化管22と、試料ガスを還元させる還元剤を入れた還元管24と、を備えている。
2) 酸化管は、燃焼部の流路断面積S1を酸化カラム部の下流部の流路断面積S2より大きく形成している。
3) 還元管は、流路断面積S3を燃焼部の流路断面積より小さく形成している。
以上の前処理装置によって、分析試料の拡散ロスが減少し、分析精度を高めることができる。
図解画像

想定される用途
・炭素窒素同位体比測定用分析機器への利用が可能で、以下の調査研究に有用である。
【対象とする調査研究】・地球環境変動の推定や未来予測、・物質循環の解明、・動植物の生成経路、・生物の栄養状態調査、・考古学
【対象とする調査研究】・地球環境変動の推定や未来予測、・物質循環の解明、・動植物の生成経路、・生物の栄養状態調査、・考古学
関連特許
発明の名称
:
元素分析用前処理装置
共同出願人
:
国立大学法人京都大学
出願番号
:
特願2006-246547
公開or登録番号
:
特許第4967141号
出願日
:
2006-09-12