海底地形・瓦礫の精密マッピングと海洋環境・生態系の調査

実施年度

2011

タイトル

海底地形・瓦礫の精密マッピングと海洋環境・生態系の調査

課題・テーマ

課題3 沖合底層生態系の変動メカニズムの解明
代表機関:海洋研究開発機構
テーマ1 漁場における瓦礫マッピングと分解プロセスの解明
代表者藤原 義弘
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム
テーマ2 資源生物の分布・行動の把握と個体群構造の解析
代表者藤倉 克則
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム
テーマ3 海洋生物資源(漁場)環境の長期モニタリング
代表者渡邉 修一
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム
テーマ4 生物の栄養段階と化学物質蓄積評価
代表者大河内 直彦
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム
テーマ5 生態系ハビタットマッピング
代表者北里 洋
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム

調査内容

調査期間(調査頻度)
2012/03/06 - 2012/03/30
調査地域・海域
北太平洋東北沖、三陸北部、三陸南部、本州東方
0001_R01_map00.pdf
調査種別
調査航海
調査概要
海底地形・瓦礫の精密マッピングと海洋環境・生態系の調査

調査実施内容

調査地域・海域の座標一覧
位置情報(面)
名称範囲1:MR12-E02_leg1
座標値37.5,141/40.5,141/40.5,143.33333/37.5,143.33333
備考4点で囲まれた範囲
名称範囲:MR12-E02_leg2
座標値37.5,141/40.5,141/40.5,143.33333/37.5,143.33333
備考4点で囲まれた範囲
名称範囲:MR12-E02_leg3
座標値37,141/41,142/41,143.33333/37,143.33333
備考4点で囲まれた範囲
調査地点図・航跡図・座標リスト
調査結果
Leg1: この航海は三陸沖の沖合底層生態系を対象に調査を行った。具体的には、地形と瓦礫の精密マッピング、生物分布と多様性、海水化学成分、堆積物地質構造と成分分析、生物の有害物質蓄積量に関するデータとサンプル取得を主に行い、生態系ハビタットマッピングの構築情報として利用する。 Leg1 では、船舶装備の音響機器を用いた地形・浅層構造把握と、曳航体に取り付けた高精度の測深器(Seabat7125)を用いた精密観測による詳細地形、海底面の状況把握を行った。航走調査は三陸沖水深1000m 以深において、Seabeam2112 による測深および地層探査を行った。 Leg2: この航海は海底地形・瓦礫の精密マッピングと海洋環境・生態系の調査を行い、得られたデータを解析する。 Leg2 では、岩手県から宮城県沖において、以下の調査を実施した。 ・4000m級深海曳航式TV カメラによる海底観察:生物、底質、瓦礫分布、環境因子の解析 ・CTD ロゼッタ採水による採水:環境因子解析 ・マルチビームによる地形:海底地形解析 ・重力計、磁力計による地球物理調査 得られたデータは今後詳細に解析され、東北地方太平洋沖地震と津波による海洋環境・生態系への影響が評価されることになる。 Leg3: この航海は三陸沖の沖合底層生態系を対象に調査を行った。具体的には、地形と瓦礫の精密マッピング、生物分布と多様性、海水化学成分、堆積物地質構造と成分分析、生物の有害物質蓄積量に関するデータとサンプル取得を主に行い、生態系ハビタットマッピングの構築情報として利用する。 Leg3 では、海洋生物資源(漁場)環境の長期間モニタリングを主観測目的とし、採泥試料を用いて資源生物の分布・行動の把握と個体群構造の解析、漁場における瓦礫マッピングと分解プロセスの解明、生物の栄養段階と有害物質蓄積評価の解析も行った。採水にはCTD ロゼッタ採水器を、採泥にはマルチプルコアラーを用い、計14 地点での採水、8 地点での採泥を行った。試料は船上で分析もしくは分取し、今後陸上で分析、解析を進める。また、航海中はマルチビーム測深器、船上重力計、磁力計などを用いた観測も行った。

調査項目と取得データ

調査項目取得データ・サンプル
地形地質調査マルチビーム測深データ、サブボトムデータ、瓦礫マッピングデータ
曳航式カメラによる海底観察生物、底質、瓦礫分布の画像・映像データ
水質調査水温、塩分、溶存酸素、COD、濁度
地球物理観測船上重力計データ、船上三成分磁力計データ

関連情報

実施(調査)窓口担当者

担当者名藤倉 克則
所属機関海洋研究開発機構
所属部署東日本海洋生態系変動解析プロジェクトチーム

キーワード

実施年度2011
機関海洋研究開発機構
調査種別調査航海
海域区分三陸北部
三陸南部
本州東方
分野海洋物理 -> 水温
海洋物理 -> 塩分
海洋物理 -> 透明度・濁度
海洋化学 -> 塩分
海洋化学 -> 溶存酸素
海洋環境 -> 水素イオン濃度 (pH)
海洋環境 -> 化学的酸素要求量(COD)
海洋環境 -> 媒体:海水
海洋環境 -> 媒体:堆積物
海洋生物・生態系 -> 生物分類
海洋生物・生態系 -> バイオマス
海洋生物・生態系 -> 生態
海洋生物・生態系 -> 対象生物:魚類
海洋生物・生態系 -> 対象生物:節足動物
海洋生物・生態系 -> 対象生物:軟体動物
地形・地質・地球物理 -> 水深
地形・地質・地球物理 -> 地形
地形・地質・地球物理 -> 海底表面形態
地形・地質・地球物理 -> 地質構造
地形・地質・地球物理 -> 底質
地形・地質・地球物理 -> 堆積物
地形・地質・地球物理 -> 地磁気
地形・地質・地球物理 -> 重力
地形・地質・地球物理 -> 津波
地形・地質・地球物理 -> その他