大槌湾における付着藻の藻体構成炭素・窒素の起源に関する調査

実施年度

2012

タイトル

大槌湾における付着藻の藻体構成炭素・窒素の起源に関する調査

課題・テーマ

課題2 海洋生態系変動メカニズムの解明
代表機関:東京大学大気海洋研究所
テーマ3 震災に伴う沿岸域の物質循環プロセスの変化に関する研究
代表者永田 俊
所属機関東京大学大気海洋研究所
所属部署海洋化学部門 生元素動態分野

調査内容

調査期間(調査頻度)
2012/11/01 - 2013/03/31
調査地域・海域
大槌湾
調査種別
係留系・観測ブイ
調査概要
冬季から春期にかけて大槌湾の8か所にモルタル板およびワカメの胞子体を係留することにより付着藻類を育成する。係留期間終了後に回収した付着藻類を構成する炭素・窒素の同位体比を測定し、これらの元素の起源を推定する。また2つの測点では水温・塩分ロガーにてこれらの変動も記録する。

調査実施内容

調査地域・海域の座標一覧
位置情報(点)
名称1
座標値39.354,141.954
名称2
座標値39.347,141.934
名称3
座標値39.354,141.912
名称4
座標値39.339,141.904
名称5
座標値39.337,141.901
名称6
座標値39.329,141.903
名称7
座標値39.3302,141.9445
名称8
座標値39.3363,141.9693
調査地点図・航跡図・座標リスト
調査結果
(設置時)11月30日に湾内の8か所に係留系を設置した。本年は秋季の湾内の水温が高かったことにより、漁業者によるワカメの養殖筏の設置が例年より1月ほど遅れたため、我々の係留の開始を遅くした。係留系の回収は2013年3月の予定。(回収時)漁業者によるワカメの収穫が3月15日より開始されるとのことで、3月14日に係留を終了した。測点1のモルタル板は全て流出していたが、他の点では全ての板を回収できた。回収したモルタル板およびワカメの一部は-20℃で凍結保管した。

調査項目と取得データ

調査項目取得データ・サンプル
水質調査水温,塩分
付着藻類調査付着藻類のバイオマス、炭素窒素の同位体比

関連情報

関連データ

実施(調査)窓口担当者

担当者名福田 秀樹
所属機関東京大学大気海洋研究所
所属部署国際沿岸海洋研究センター 沿岸保全分野

キーワード

実施年度2012
機関東京大学大気海洋研究所
調査種別係留系・観測ブイ
海域区分三陸南部
分野海洋物理 -> 水温
海洋物理 -> 塩分