漁場環境と底生生物に関する調査

実施年度

2013

タイトル

漁場環境と底生生物に関する調査

課題・テーマ

課題1 漁場環境の変化プロセスの解明
代表機関:東北大学
テーマ1 宮城県沿岸域における漁場環境調査
代表者遠藤 宜成
所属機関東北大学
所属部署大学院農学研究科

調査内容

調査期間(調査頻度)
調査頻度:毎月1回調査
調査地域・海域
女川湾
調査種別
フィールド調査
調査概要
震災後における養殖場を含めた女川湾の有害物質、重金属類等の水質、底質、および底生生物の調査を行い、震災前のデータと比較することで、漁場および海底環境に与えた震災の影響を明らかにするとともに、漁場環境および底生生物も含めた海底環境の回復過程を明らかにすることを目的とする。具体的には以下の通りである。 1.津波により女川湾内に堆積したと考えられる泥の堆積状況とその起源を明らかにするとともに、津波後の堆積状況の変化を経時的に明らかにする。2.水質、底質環境(粒度組成、有機物量、および、PCB、ダイオキシン、油分等の有害物質)を調べ、特に漁場および養殖場の有害物質の蓄積状況を把握する。さらに、養殖が再開された後の養殖場の有機物量の変化等から、養殖が海底環境に与える影響を明らかにする。3.津波による底生生物の分布および群集構造の変化と回復過程を明らかにする。

調査項目と取得データ

調査項目取得データ・サンプル
水質調査水温、塩分、DO、栄養塩、有害物質(COD、油分、カドミウム、総水銀、鉛、PCB、硫化水素、1,1,1-トリクロロエタン、ダイオキシン類)
底質調査粒度組成、COD、有害物質(硫化物、カドミウム、六価クロム、総水銀、アルキル水銀、有機リン、PCB、銅、鉛、ヒ素、メチル水銀、エチル水銀、総クロム、ニッケル、乾燥減量、強熱残分)
底生生物調査底生生物の分布・種組成

関連情報

実施(調査)窓口担当者

担当者名金子 健司
所属機関東北大学
所属部署大学院農学研究科

キーワード

実施年度2013
機関東北大学
調査種別フィールド調査
海域区分三陸南部
分野海洋物理 -> 水温
海洋物理 -> 塩分
海洋物理 -> 透明度・濁度
海洋化学 -> 溶存酸素
海洋化学 -> 栄養塩
海洋環境 -> 植物色素
海洋環境 -> 重金属
海洋環境 -> 油分
海洋環境 -> 化学的酸素要求量(COD)
海洋環境 -> 栄養塩
海洋環境 -> 透明度
海洋生物・生態系 -> 対象生物:節足動物
海洋生物・生態系 -> 対象生物:軟体動物