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7月30日(金)第834回潜航
観察者:熊谷 英憲 船長:吉梅 船長補佐:松本

本日の潜航では着底時にミミダコの歓迎を受け(彼らは歓迎してないかも?) 海底の生物たちにとってみれば「しんかい6500」や無人機はUFOでうちらは宇宙人ってところ?突然まばゆい光を照らし、平和に暮らしていた彼らを恐怖のどん底に・・・
そんなミミダコに見送られ調査の開始です。潜航の内容は前日までと同じく海底での航走距離を稼ぎながら地形的変化の見られる場所で岩石採取を行って来きます。
シンプルな潜航ですのでサンプリング時の時間配分にさえ注意すれば良いのですが、これが結構難しいです。サンプリング゙時に一発で全ての作業を完璧に出来ることは少なく、ちょっと船を移動させたりするのですが、このちょっとが、くせ者です。1mぐらい先の岩石をもう1個と軽い気持ちでトライすると10分ぐらい平気で掛かったりします。
潜航の初めは良いのですが離底前になると、この10分・15分が大きく効いてきます。離底前に最後のサンプリングをすることが多いので、時間が迫ってくると、あの時の10分が・・・と思いながら最後に焦る事になります。
本日の潜航は順調に進み予定作業が出来たので採取した岩石やデータが良い研究材料になれば良いと思います。少し風が強くなって来たのが気がかりです・・・・

注*ミミダコ」;「しんかい6500」運航チーム内で呼んでいる通称。
ダンボの耳のようなものをもつタコで、メンダコや、ジュウモンジダコなど何種類か似たようなタコがいます。
           ->どんなタコか過去の撮影例を見てみる

「しんかい6500」が揚収され、これよりハッチを開ける
(「しんかい6500」が揚収され、これよりハッチを開ける)

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