熱帯低気圧の存在頻度の季節予測とは
・SINTEX-Fで、熱帯低気圧(台風を含む)が、夏と秋の両季節で、どの海域に、どの程度存在するのか(季節毎に積算した数、存在頻度)を、数ヶ月前から予測するためのプロジェクト。天気予報、すなわち、数日前から個々の台風の進路予測に基づき、防災・減災に利活用することは重要だが、それに加えて、夏の間、台風が平年に比べてどこで活動が活発になるか(気候学的特性とも呼ぶ)を数ヶ月前から予測し、損害保険、農業、観光業などさまざまな産業の危機管理に応用することに貢献する。
・「熱帯低気圧の存在頻度の異常値」 (3–8月毎に、夏(6-8月平均)と秋(9-11月平均)の両季節で、準リアルタイムの将来予測情報をSINTEX-F季節予測システムのプルダウンから提供。現時点ではF2-3DVarモデルのみでの提供。5月、8月初期値においては108memモデルも提供。モデルの違いはSINTEX-F webpageを参照)
・プレスリリース: 沖縄・台湾付近で、夏に熱帯低気圧が増えるかを数ヶ月前から予測可能に! ―インド洋ダイポールモード現象の予測が鍵―