2014年10月10日 MR1405航海終了
横浜港に無事に到着です。目の前に広がるのは、みなとみらい。とうとう帰ってきました。このブログを懲りずに見てくれた方、ありがとうございました。本日が最終回です。
長かったようで、短く感じた航海でした。短く感じたのは、それだけ充実しいていたからだと思います。今回、初めて、研究航海に乗船することになり、41日間もあるということで、いろいろ準備していったつもりでしたが、まだまだ、準備不足でした。乗船と同時に船酔いになり、今後どうなるかと自分自身、心配でしたが、無事に、終了することができました。
特殊ゾンデ(ビデオ・オゾン両ゾンデ) のお手伝いということで、いろいろ作業させていただきましたが、やはりみなさん、てきぱきと無駄なく動かれていて、プロフェッショナルであるということを痛感しました。少しでもお力になれたのであれば、幸いです。
今回は乗船と同時に装置(WIBS4)の修理から始まり、何とか直ったと思ったら、今度は違う装置(MAX-DOAS)が不具合を出すということで、順調に稼働し始めたのが、出航後、一週間かかってしまいました。しかし、自分が乗船するということがなければ、データは取れていなかったということを考えると、不幸中の幸いでした。ブラックカーボンのデータも確実に取れているので、今後、解析を進めて行きたいと思います。乗船し、取得したデータを学会や論文などの形にすることが、当たり前ですが、自分に課せられたことだと思いますし、サポートしてくださった方々へのお返しだと思います。これから、一つずつ形にしていきたいと思います。
最後になりますが、今回の乗船を何とか無事に終了することができたのは、乗船研究者のみなさん、観測技術員のみなさん、みらい乗組員みなさん、陸上から支援していただいたみなさんのご協力のおかげです。本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
竹谷 文一