前身は日本初の原子力船「むつ」。1995年に船体を切断の上、原子炉を一括撤去された「むつ」は、再利用しない部分の解体やアスベスト除去が行われたのち、1996年8月21日に通常のディーゼル機関を搭載した海洋地球研究船「みらい」と命名され生まれ変わりました。
優れた耐氷性、航行性を有し、広域かつ長期にわたる観測研究が可能な特徴を生かして、北極海や太平洋、インド洋など亜熱帯・亜寒帯海域での海洋調査を専門に、海洋地球研究の最先端国際洋上基地、多様な海洋地球データ発信基地としての役割が期待されています。
■海洋観測研究設備
研究室(13室)、音響航法装置(送受波器昇降装置付)、マルチナロービーム測深装置、音響式流向流速計、地層探査装置、海洋レーザーシステム、電波航法装置、CTD採水装置、20mピストンコアラー、プロトン磁力計、船上重力計、船上磁力計 、衛星データ受信システム(NOAA,GMS 等)
■海洋観測研究補助設備
Aフレームクレーン(22トン)、観測ウインチ(7基)、トラクションウインチ(3基)、スウェルコンペンセータ(3基)、気象関係観測室(3室)
■気象観測研究設備
気象関係観測室(3室)、総合海上気象観測装置、大気ガス採取装置、ドップラーレーダ
2009年1-9月 |
太平洋を横断した観測航海「SORA2009」を実施 |
2008年8-10月 |
「国際極年北極観測」として北極航海を実施 |
2007年1月 |
インド洋における大規模雲群発生の観測に初めて成功~マッデン・ジュリアン振動現象の解明に大きく前進~ |
2003年8月-2004年2月 |
南半球周航観測航海BEAGLE2003を実施 |
2002年 |
AMVERに関する表彰を受ける |
2002年8月 |
西部北極海国際共同観測JWACS実施
トライトンブイ18基展開完成 |
2001年10月 |
インド洋東部にてトライトンブイ設置 |
2000年5月 |
北極点へ我が国初めて氷海観測用小型漂流ブイによる観測に成功 |
2000年3月 |
アルゴ中層フロート投入開始 |
1999年6,7月 |
国際集中観測Nauru99に参加 |
1998年10月 |
公募による研究航海実施 |
1998年9月 |
最初の北極海研究航海を実施 |
1997年 |
竣工 |