HPCI戦略プログラム(分野3)地震津波シミュレーションワークショップ ~「京」が果たす役割と計算科学の推進に向けて~


ワークショップ開催報告

 平成25年2月27日(水) 国立大学法人 神戸大学統合研究拠点 コンベンションホール (神戸・ポートアイランド) において「HPCI戦略プログラム (分野3) 地震津波シミュレーションワークショップ ~京が果たす役割と計算科学の推進に向けて~」を開催致しました。 このワークショップは、文部科学省からの補助事業「HPCI戦略プログラム」における分野3「防災・減災に資する地球変動予測」のうち、地震津波研究の進捗報告を目的としています。「地震動の予測精度の高度化に関する研究」、「津波の予測精度の高度化に関する研究」、「都市全域の地震等自然災害シミュレーションに関する研究」の責任者より、それぞれ進捗報告等が行われました。京コンピュータは24年度10月より本格運用が開始されており、京により計算されたシミュレーション動画もいくつか示され、防災・減災に資する成果への創出へ向けた研究が順調であることが確認されました。

シンポジウム概要
 ・日時:平成25年2月27日(水) 10:00~17:00
 ・会場:神戸大学統合研究拠点コンベンションホール
     神戸市中央区港島南町7-1-48
 ・主催:独立行政法人 海洋研究開発機構
 ・後援:国立大学法人 神戸大学統合研究拠点

プログラム
 講演名をクリックすると発表資料のPDFがご覧頂けます。
    10:00-10:20 開会挨拶
      文部科学省情報課 計算科学技術推進室長 林孝浩
      兵庫県防災企画局長 杉原基弘
    10:20-10:50地震津波課題の取り組みについて
      金田義行 (海洋研究開発機構 地震津波・防災研究プロジェクト)
    10:50-11:20地震の予測精度の高度化に関する研究 成果と課題
      古村孝志 (東京大学大学院情報学環)
    11:20-11:50津波の予測精度の高度化に関する研究 成果と課題
      今村文彦 (東北大学災害科学国際研究所)
    11:50-12:20都市全域の地震等自然災害シミュレーションに関する研究 成果と課題
      堀宗朗 (東京大学地震研究所)
    13:15-14:45パネルディスカッション(進行:東京大学地震研究所 堀宗朗)
    現在抱える計算科学上の課題 ~次世代ハザードマップの社会実装を実現するために~
      田中聖三 (東京大学地震研究所)
      兵藤守  (海洋研究開発機構 地震津波・防災研究プロジェクト)
      西浦泰介 (海洋研究開発機構 地球内部ダイナミクス領域)
      梶川義幸 (理化学研究所計算科学研究機構)
      荻野正雄 (名古屋大学大学院情報科学研究科)
      岩田潤一 (東京大学大学院工学研究科)
    14:45-15:15総合討論
    15:35-16:05地震津波防災からの期待(進行:海洋研究開発機構 金田義行)
      国際高等研究所 尾池和夫
    16:05-16:50質疑応答
    16:50-17:00閉会挨拶
      海洋研究開発機構 地震津波・防災研究プロジェクト 金田義行

ワークショップの開催については文部科学省、独立行政法人理化学研究所 計算科学研究機構に開催ご支援を頂いております。
シンポジウム風景 
林孝浩室長
林孝浩室長のご挨拶

杉原基弘局長
杉原基弘局長のご挨拶

金田義行プロジェクトリーダー
金田義行プロジェクトリーダーの講演

古村孝志教授
古村孝志教授の講演

今村文彦教授
今村文彦教授の講演

堀宗朗教授
堀宗朗教授の講演

パネルディスカッション
パネルディスカッションの様子

パネルディスカッション
パネルディスカッションの様子

尾池和夫所長
尾池和夫所長の講演

会場の様子
会場の様子