九州大学応用力学研究所の磯辺篤彦教授と、鹿児島大学学術研究院の加古真一郎准教授、そしてJAMSTEC 付加価値情報創生部門の松岡大祐副主任研究員らの研究グループは、株式会社ピリカ(東京都渋谷区、代表取締役;小嶌不二夫)とともに、街中や海岸に捨てられたプラスチックごみの画像を収集し、総量の算定に取り組む参加型の研究プロジェクトを開始しました。
プロジェクトでは、株式会社ピリカの提供する無償のスマートフォン(スマホ)アプリである「ごみ拾いSNS「ピリカ」」を利用します。このアプリをインストールしたスマホで、地域社会のみなさんが街や海岸のプラスチックごみを撮影すれば、これらの画像が日時や位置情報とともに、鹿児島大学やJAMSTEC に送信されます。その画像データから、深層学習を用いてプラスチックごみを抽出し、ごみの種類(ペットボトル、レジ袋など)や被覆面積を自動判別する仕組みです。多くの画像データを集めることで、種類別のプラスチックごみ量の推算や、その時間変化の追跡に取り組みます。
詳細は九州大学のサイトをご覧下さい。