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次世代型ポリ乳酸「LAHB」が “深海” で分解開始することを確認 ~「海プラごみ問題」解決の切り札~

2025.07.03
国立大学法人信州大学
国立研究開発法人海洋研究開発機構
国立大学法人群馬大学

信州大学アクア・リジェネレーション機構の田口精一教授・高相昊助教、海洋研究開発機構(JAMSTEC)石井俊一主任研究員、群馬大学大学院食健康科学研究科の粕谷健一教授・鈴木美和講師らの共同研究グループは、独自に開発したプラスチック、次世代型ポリ乳酸「LAHB」が深海にて分解を開始することを確認しました。さらに、最新のオミクス解析 により、その分解メカニズムを分子レベルで明らかにしました。本成果は、海洋に流出したプラスチックの長期残存を低減する新たな手段となる可能性を示します。

図1

図. 深海 (水深855 m) でLAHBが分解を開始することを確認

用語解説

オミクス解析
遺伝子、RNA、タンパク質、代謝物などを網羅的に分析することで、生物の機能を理解しようとする解析手法のこと。

詳細は 信州大学のサイトをご覧ください。

国立研究開発法人海洋研究開発機構
海洋科学技術戦略部 報道室