静岡県公立大学法人静岡県立大学グローバル地域センター自然災害研究部門(NaDiR) 楠城 一嘉 特任教授、国立研究開発法人海洋研究開発機構 海域地震火山部門・地震津波予測研究開発センター 堀 高峰 センター長(NaDiR客員教授)らの研究グループは、日本列島の太平洋側で起きるマグニチュード9(M9)クラスの超巨大地震が、「いつ起きてもおかしくない完全なランダム現象」ではなく、地下にたまる応力の状態に応じて、ある程度特徴的な間隔で繰り返している可能性を示しました。
特に本研究では中小規模地震の統計解析により、
●2011年M9東北地方太平洋沖地震の震源域では、いまも応力が比較的低い状態にあり、すぐに同規模の地震が繰り返す可能性は小さいこと
●北海道沖(十勝沖〜根室沖)の海溝沿いでは、17世紀の超巨大地震とそれに伴う津波の再来に備えるべき“要注意状態”が続いていること
を示しました。
この成果は2月5日(日本時間)付で「Communications Earth & Environment」電子版に掲載されました。
図. b値マップと時間変化:地震活動の特徴を示す「b値」から地下にたまった応力の強さを評価しました。
(a)2011年東北沖地震直前の地震活動(M≥2.8)に基づき計算したb値の空間分布、(b)現在のb値の空間分布、(c)領域1(左図)および領域2(右図)におけるb値の時間変化
詳細は 静岡県立大学のサイトをご覧ください。