JAMSTEC KOCHI / DIGITAL ARCHIVE 自然災害伝承碑デジタルアーカイブ
3D digital model

久礼熊野神社地震碑

白鳳地震の「黒田郡」伝承をはじめ、宝永・安政地震の被害が刻まれる
単独の津波碑というより、複数の災害をまとめて記録した「村の災害史碑」として位置付けられる

高知県 中土佐町 白鳳地震/宝永地震/安政地震

3Dデジタルモデル

3Dモデル情報

3DソフトAgisoft Metashape
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概要

白鳳地震の「黒田郡」伝承や、宝永地震・安政地震の被害の様子が刻まれた熊野神社境内の石碑である。中土佐町久礼に残る歴史地震関係碑として重要であり、複数の歴史地震に関する記憶をまとめて伝える点に特徴がある。

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基本情報

名称久礼熊野神社地震碑
よみくれくまのじんじゃじしんひ
所在地高知県高岡郡中土佐町久礼6746-1 熊野神社境内
緯度・経度33.326201, 133.22699
関連災害684年白鳳地震/ 1707年宝永地震/1854年安政南海地震
建立年代明治二十四年(1891年)12月吉日
材質砂岩
備考施主:高橋伊平

碑文

寶永四年亥年 長沢ミドノコエ ツナミ大坂●ユノ浦 大川ユツメシヲ入百四十八年ぶり 白鳳十三年寅十月十三日 黒土のこをりヲチ入 維時安政元甲寅年 十一月五日震午后五時潮 立漲入中通一丈二尺村 中札塲下町通流出 上□シリ日ノ川松ノ川●シヲ入七へん入 明治卄三年トラ七月 廿七日大水中ノ通八尺 村内地所六分アレ 仝卄六年四月廿八日ヨリ 七月二日マデ日でり 山十月のゴトキ イく末や時をうつ際梅さくら 碑や幾世經て見る苔の花 高橋伊平 ※●は誤字を削り取った跡

解説

この碑には、久礼で経験した過去の自然災害の記録が刻まれている。 宝永4年の津波、白鳳地震の伝承、安政元年の地震・津波、明治期の大水、さらに日照りの記録までがまとめられており、地域が繰り返し災害に直面してきた歴史を伝えている。 とくに安政地震では、津波が村内に深く入り込み、各所に被害をもたらしたことが記されている。

ギャラリー

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