JAMSTEC KOCHI / DIGITAL ARCHIVE 自然災害伝承碑デジタルアーカイブ
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夜須観音山碑

夜須町の観音山山頂に鎮座する碑
観音山が「命山」と呼ばれるゆえんが記される

高知県 香南市 宝永地震

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概要

夜須町の観音山山頂に鎮座する碑。宝永地震の時に観音山に人々が避難した結果多くの人が助かったことから、この山が「命山」と呼ばれるようになったいきさつが記されている。

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基本情報

名称夜須観音山碑
よみやすかんのんざんひ
所在地高知県香南市夜須町坪井1053 観音山中腹
緯度・経度33.5377, 133.75254
関連災害1707年宝永地震
建立年代不明
材質
備考

碑文

「奉納延命十句観音・一百万邊也 為萬民安全長久」 附たり大変津波の記去る(嘉)永七寅 十一月四日早朝より地震致し夫より大潮一日ニ七八度の 狂有之衆人只不思議と怪ぶ斗也翌五日青天ニして 暑さ夏(炎)・の如く同日夕七ッ時大地震天地も崩るゝ如く 老若男女大ニ驚蚊の鳴如く騒ぎ立同日入頃一番波打 入り當西町ゟ東へ打流し諸人是又驚有合之食物着 用手毎二引提げ此山上へ持運数百人相助り実ニ當山は 命山と永賞致す也二番波少し波間有之其時大 汐沖へ引取事二三十町斗夫より三番波狂之 五ッ時打入り一度ニ家藏流失致す跡白濱と 相なり目も當てられぬ如く也旦註し 天変有間式事斗かたく 宝物家ニ残す共再我 家に帰るへからす 必ず〱

解説

この碑は、嘉永7年(1854)の大地震と津波の被害を後世に伝えるものである。11月4日以来、地震と異常な潮の干満が続き、翌5日夕刻の大地震ののち、大津波が襲来した。人々は食料や衣類を携えて観音山へ避難し、この山は多くの命を救ったことから「命山」と称えられた。一方、第三波によって家屋や蔵は流失し、一帯は目を覆うばかりの惨状を呈した。碑は、天変地異に際しては財産にとらわれることなく、決して家へ戻らず、必ず高所へ避難すべきことを戒めている。

ギャラリー

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