■目的
モルディブでの観測は、「みらい」一点ではわからない、降水システムやその環境場の空間的な構造を把握するために企画されました。
モルディブ共和国気象局との協力の下、地図中の「ガン島」「カッドゥ島」「フルレ島」の3点に観測機器を展開します。
これら観測点の組み合わせで、以下のような切り口でMJOを捉えます。
♦「みらい」+ガン島
赤道上を東向きに移動しながら発達するMJOの「東西構造」と「発達状況」を捉えます。
MISMOでは最も重要かつ基本的な組み合わせです。
♦ガン島+カッドゥ島+フルレ島
この南北方向に伸びる組み合わせでは、MJOの「南北構造」を捉えます。
♦「みらい」+ガン島+フルレ島
3つのラジオゾンデ観測点で囲まれた領域での水や熱の収支を観測し、
その中で雨雲などの現象が周りの大気にどんな影響を及ぼしているかを捉えます。
■各島の測器リスト
♦フルレ島(北緯4.2度、東経73.5度)
自動気象ステーション
GPS受信機
ラジオゾンデ
♦カッドゥ島(北緯1.9度、東経73.5度)
自動気象ステーション
GPS受信機
♦ガン島(南緯0.7度、東経73.2度)
自動気象ステーション
GPS受信機
ラジオゾンデ
ドップラーレーダー
シーロメーター
ディスドロメータ
マイクロ波放射計
ドップラーソーダー
スカイビューカメラ