地球発見 まだまだ知らない「ちきゅう」がある。

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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - バックナンバー一覧
オンライン日本語版ISSN 1880-3253
オンライン英語版ISSN 1880-3261
CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第11号
「特集 南海トラフで孔内地震観測装置の設置に成功」
2010年10月~12月、地球深部探査船「ちきゅう」は、IODP第332次研究航海を実施し、紀伊半島沖に位置する東南海地震震源域の海溝側の端で海底下980mのライザーレス掘削を行った。さらに今回の研究航海では、地震断層やその周辺の変動を高感度・高精度に観測するための、長期孔内観測装置を掘削孔内に設置する難しい作業にも成功した。(つづく)
【2011年2月発行】
  • 特集1:「南海トラフで孔内地震観測装置の設置に成功」
  • 特集2:「沖縄熱水域掘削で数々の成果達成」
  • グラフィックガイド:「マントルからのコア採取をめざして改良中 コアリングシステム」
  • DISCOVER THE EARTH:「海底下深部褐炭層の生命活動を探る」
  • FACE:「円滑な掘削に向け采配を振るう監督役 ツールプッシャー」
  • CDEX DECK:「ちきゅう」がチャレンジする姿を多くの人々に体感してほしい!
  • FOR THE FUTURE:「海底下掘削の難関を乗り越えてさらに大きな科学成果につなげたい」
  • CLOSE UP:「ちきゅう」お正月のひとこま
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第10号
「特集 地下生物圏の謎に迫る」
1990年代以降、地球内部に巨大な地下生物圏が広がっていることが明らかにされてきた。IODPでは、深海掘削によってこうした地下生物圏の探索を行い、地球内部環境と生命現象の関係を解明することを、主要な科学目標のひとつとして掲げている。(つづく)
【2010年8月発行】
  • 特集1:「豊かな海底下生物圏が広がる沖縄トラフ熱水域を掘る」
  • 特集2:「海底下深部への生命探査の旅はまだ始まったばかり」
  • グラフィックガイド:「世界に誇る地殻内微生物研究の拠点高知コア研究所」
  • DISCOVER THE EARTH:「人類史上初のモホ面貫通をめざすマントル掘削への取り組み」
  • FACE:「船上で研究航海を統括する二人の最高責任者 船長とOIM」
  • CDEX DECK:「新しい地球科学を開拓する「ちきゅう」の活躍もっと知ってほしい!」
  • FOR THE FUTURE:「科学掘削の成果を社会に活かしていくことが大切」
  • CLOSE UP:「ちきゅう船上からのつぶやき」
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第9号
「特集 深海掘削が拓く、世界の未来」
世界の24カ国が参加し、深海掘削によって新しい地球科学を創造する国際共同研究、それが、IODP(統合国際深海掘削計画)だ。2009年は、日本の「ちきゅう」、アメリカの「ジョイデス・レゾリューション」、ヨーロッパの「特定任務掘削船」の3船が揃って活躍した、画期的な年だった。(つづく)
【2010年5月発行】
  • 特集1:「世界が手を組み、海底を掘る地球を探る一大科学プロジェクト、IODP」
  • 特集2:「ちきゅう」「ジョイデス・レゾリューション」「特定任務掘削船」 IODPを支える3つの顔
  • グラフィックガイド:「泥水―ライザー掘削を支える"魔法の水"!?」
  • EARTH DISCOVERY:「巨大地震を発生させる力、地層の"応力"を調べる」
  • FACE:「全ては良質な試料とデータのために ラボ・テクニシャン」
  • CDEX DECK:「清水港で「ちきゅう」に会った!!」
  • FOR THE FUTURE:「「ちきゅう」の科学掘削はさらにチャレンジングに」
  • CLOSE UP:「「ちきゅう」から富士を望む」
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第8号
「特集 「ちきゅう」紀伊半島沖・南海トラフで初のライザー掘削に成功!!」
地震の断層帯を直に掘り、地震発生の謎に迫ろうとする巨大プロジェクト、南海トラフ地震発生帯掘削計画(南海掘削)。2009年、南海掘削は4つのステージのうち、「ステージ2」へと歩みを進め、ふたつの研究航海を無事終了させた。科学掘削史上初のライザー掘削に挑んだ、第319次研究航海。巨大地震発生帯に沈み込む前の岩石試料を見事に獲得した、第322次研究航海。いずれも重要な成果を収めることができた。(つづく)
【2010年3月発行】
  • 特集1:「ライザー掘削の成功が切り開いた、新たな可能性」
  • 特集2:「巨大地震と日本列島のなりたちの解明へ、また一歩近づいた」
  • グラフィックガイド:「世界一速い海流にも負けないライザー フェアリング システム」
  • EARTH DISCOVERY:「巨大地震のメカニズムをより詳しく教えてくれる「ゆっくり地震」」
  • FACE:「「ちきゅう」の安全を守る防衛隊!?「HSE」グループ」
  • CDEX DECK:「「Sand for Students」野外実習ほか」
  • FOR THE FUTURE:「新センター長が語る・CDEXの現在とこれから」
  • CLOSE UP:「船上からのメッセージ」
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第7号
「特集 南海掘削はステージ2へ」
2009年春、地球深部探査船「ちきゅう」は2007~08年に行われたIODP(統合国際深海掘削計画)ミッション「南海トラフ地震発生帯掘削計画〈NanTroSEIZE〉」ステージ1に続くステージ2に進み、紀伊半島沖の熊野灘において、再び深海掘削を開始する。
ステージ1では、黒潮の強潮流のもと、8つのサイトでコア試料の採取および掘削同時検層(LWD:掘削時に岩石や地層の特性・状態・分布などを計測する手法)によるデータ取得を成功させ、海底下最大1400mに及ぶ掘削、さらに世界で初めて巨大分岐断層帯(付加体中央)のコア試料を直接採取するなど、大きな成果を挙げた。ステージ2では、科学掘削史上初めての実施となるライザー掘削を行い、海溝型巨大地震・津波発生メカニズムの解明に向けて、南海トラフのプレート沈み込み帯で今何が起きているのかを理解するための観測に向けた掘削が行われる。(つづく)
【2009年3月発行】
  • 特集1:「南海掘削はステージ2へ」
  • 特集2:「IODPが挑む地球科学の謎」
  • グラフィックガイド:「長期孔内観測システム」
  • EARTH DISCOVERY:「ベーリング海掘削から分かる古(いにしえ)の気候変動」
  • FACE:「「ちきゅう」の挑戦者たちの素顔に迫る IODPキュレーター」
  • CDEX DECK:「新しい地球科学の世界に出会う体験」
  • FOR THE FUTURE:「今年はIODP飛躍の年」
  • CLOSE UP:「スミソニアン自然史博物館で出会える「ちきゅう」」
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第6号
「特集 未踏の巨大地震発生帯に大接近、南海掘削大きな第一歩」
世界の科学者が集結し、今後数年にわたって実施される一台科学プロジェクト「IODP南海トラフ地震発生帯掘削計画(以下、南海掘削)」。研究対象は、紀伊半島沖熊野灘・南海トラフ。過去にM8クラスの大地震が繰り返し発生している海域での掘削である。
12カ国、のべ60名をを数える科学者が地球深部探査船「ちきゅう」に乗り込み、138日間(2007年9月21日~08年2月5日)に及んだ最初の研究航海『ステージ1A』は、さまざまな困難を乗り越え、多くの成果を挙げて無事に終了した。(つづく)
【2008年8月発行】
  • スペシャルトピック:「未踏の巨大地震発生帯に大接近、南海掘削大きな第一歩」
  • グラフィックガイド:「「ちきゅう」コアリングシステム」
  • EARTH DISCOVERY:「海底下生命圏のダイナミズム」
  • FACE:「「ちきゅう」を動かす掘削のプロフェッショナルたち」
  • CDEX DECK:「IODPや「ちきゅう」の最新情報を紹介しています!」
  • FOR THE FUTURE:「日本列島 地震発生の理解が深まった
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第5号
「特集 2007年9月「ちきゅう」発進」
南海トラフの地下6,000メートル。未踏の世界へ。地震発生メカニズムの解明に挑む、国際科学プロジェクトが動き出す。
「南海トラフ地震発生帯掘削計画<NanTroSEIZE>」に向けた数々の試験運用を終え、2007年9月の出航を目前に最終調整の段階に入った地球深部探査船「ちきゅう」。2005年から2006年にかけて行われてきた「下北半島東方沖掘削試験」やケニア沖での掘削試験運用では、台風との遭遇などもあり困難な状況を経験することとなったが、この状況を乗り越えてきたことにより、あらためて「ちきゅう」の性能の高さに自信を深めることができた。気象や海流の問題を始め、人類未到の深さへの挑戦は決して簡単なことではないが、科学者たちの挑戦する心が、南海掘削を成功へと導く原動力となり、巨大地震の知られざる姿を明らかにしてくれるはずだ。(つづく)
【2007年8月発行】
  • スペシャルトピック:「2007年9月「ちきゅう」発進」
  • グラフィックガイド:「サブシーシステム 水深4000m、海底下7000mに挑む」
  • EARTH DISCOVERY:「熊野灘の三次元地震探査が終了」
  • FACE:「ちきゅうの掘削航海を陰で支えるロジスティックス・スタッフ」
  • CDEX DECK:「科学館で「ちきゅう」を知ろう!」
  • FOR THE FUTURE:「南海トラフ地震発生帯掘削計画により地震研究は必ず進歩を遂げる!」
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第4号
「特集 下北半島沖東方沖ライザー掘削試験を実施」
2006年8月6日に八戸港を出港した地球深部探査船「ちきゅう」は、下北半島東方沖(水深約1,200m)において82日間に及ぶ試験掘削を実施。2005年から続くシステム総合試験(第2フェーズ)、ならびに「ちきゅう」システムの操作慣熟訓練を行った。そして、荒天などによるトラブルに見舞われながらも、初めての大水深での噴出防止装置(BOP)設置やライザー掘削を成功させた。また、地球深部探査船「ちきゅう」の初めての国際運用となる南海トラフ地震発生帯掘削が、2007年9月から紀伊半島・熊野灘沖で開始される予定だ。今回の掘削試験では、南海トラフでの掘削に参加する研究者らも数多く乗船し、掘削の様子や研究区画の仕上がりなどを確認した。南海トラフ地震発生帯掘削の首席研究者を務める2名の方に、「ちきゅう」の感想、さらに秋から始まる掘削プロジェクトについてお話を伺った。(つづく)
【2007年3月発行】
  • スペシャルトピック:「下北半島沖東方沖ライザー掘削試験を実施」
  • グラフィックガイド:「マグネットヨーク 強力磁石でドリルパイプを傷つけずに搬送」
  • EARTH DISCOVERY:「掘削時検層(LWD)テクノロジーと南海掘削ステージ1計画」
  • FACE:「スタッフサイエンティストは乗船研究者のまとめ役」
  • CDEX DECK:「もっと知りたい! 新しい地球科学の世界」
  • FOR THE FUTURE:「いよいよ始まる南海トラフ地震発生帯掘削!」
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第3号
「特集 下北半島沖で試験運用を開始」
2001年4月に建造を開始した地球深部探査船「ちきゅう」が、2005年夏に完成した。全長210m、総トン数57,087トン、船体の中央にそびえ立つデリック(掘削やぐら)の高さは海面から121mという世界最大の科学掘削船の誕生だ。
「ちきゅう」が誇るのは、その大きさだけではない。水深2,500m(将来的には水深4,000m)の海底から7,000mの掘削を実現するため、「ちきゅう」は科学掘削船としては世界初のライザー掘削システムをはじめ、船体をつねに所定の位置・方位に保持する自動船位保持システム(Dynamic PositioningSystem:DPS)など、高度な科学技術を集積した掘削システムを備えている。さらに、船上には最新の分析機器を数多く搭載する4層の充実した研究スペースを設置するなど、世界最高の科学掘削船と呼ぶにふさわしい能力を持っている。
完成した「ちきゅう」は、2005年8月上旬に長崎の造船所を出港し、長崎沖・駿河湾・房総沖で基本操作試験・操船訓練などを実施したほか、9月には各地で一般公開を行った。そして、10月からは、2年後の国際運用に向けて本格的な試験運用を開始した。今回は、青森県・下北半島東方沖で実施した2005年度の最初の試験運用の様子を紹介する。(つづく)

【2006年3月発行】
  • スペシャルトピック:「下北半島沖で試験運用を開始」
  • グラフィックガイド:「ドローワークス 世界最大1,250トンの吊り下げ能力」
  • EARTH DISCOVERY:「船上で詳細に分析・研究されるコア試料」
  • FACE:「科学データマネジメントシステム「J-CORES」の開発」
  • CDEX DECK:「科学館で紹介される「ちきゅう」と深海掘削」
  • FOR THE FUTURE:「地球の過去・現在を知り未来を選択する知恵を獲得する」
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第2号
「巨大地震発生の謎に迫る」
2004年12月26日、スマトラ島沖で発生したマグニチュード9クラスの巨大地震は、大規模な津波を伴い、インドネシアをはじめインド洋沿岸諸国で犠牲者20万人を超える甚大な被害をもたらした。この地震では、過去に地震をおこした複数の震源域が連鎖的に破壊し、規模を大きくしたと推定されている。
そして、日本にも、将来、同じような巨大地震がおきるかもしれないと注目されている場所がある。ユーラシアプレートとフィリピン海プレートの境界に位置する南海トラフだ。(つづく)

【2005年8月発行】
  • スペシャルトピック:「巨大地震発生の謎に迫る」
  • グラフィックガイド:「アイアン・ラフネック」
  • EARTH DISCOVERY:「新たな地球観の創造」
  • FACE:「ちきゅう」の挑戦者たちの素顔に迫る
  • FOR THE FUTURE:「CDEXセンター長・平朝彦の未来展望」
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CDEX ニュースレター 地球発見 - CHIKYU HAKKEN - 第1号
「Journey to the Center of the Earth -地底への旅-」
古代エジプト文明の時代から、人は地球の深部を探検することを夢見てきました。 地底への旅は神話や幻想物語の世界でした。 ジュール・ヴェルヌのスリルあふれる小説『地底旅行』では、リーデンブロック教授と甥のアクセルが北極の火山から地底世界に降り立ち、その神秘的で美しい世界を探検します。 この冒険物語の古典は無数の読者や探検家、科学者の想像力をかきたててきました。 ヴェルヌはサイエンス・フィクションの父と言われており、彼の物語は、今、まさに、研究の対象として取り上げられようとしています。(つづく)
【2005年4月発行】
  • 2005年「ちきゅう」の旅
  • Journey to the Center of the Earth -地底への旅-
  • IODPとCDEXの実施体制
  • 地球深部探査船「ちきゅう」ができるまで
  • CDEX普及広報活動報告
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