ひらめき☆ときめきサイエンス「3Dデジタル技術で地震津波碑に刻まれた記録を読み解き、将来の災害に備えよう!」を開催しました(2023/10/14)

ひらめき☆ときめきサイエンス「3Dデジタル技術で地震津波碑に刻まれた記録を読み解き、将来の災害に備えよう!」のイベントを10月14日(土)に須崎市立市民文化会館にて開催し、小学2年生から中学2年生までの3名にご参加いただきました(概要はこちら)。

午前中は、自然災害伝承碑と過去に須崎市に何度も被害をもたらした南海トラフ地震について谷川亘主任研究員から学んだ後、サプライズ・ゲストとして須崎市マスコットキャラクターの「しんじょう君」に3Dデジタルモデル製作用のモデルとして登場してもらい、撮影の練習を行いました。続いて、会場近くの自然災害碑「須崎新町津浪之碑」にて「ひかり拓本」の撮影方法について奈良文化財研究所の上椙英之研究員から学びました。その後、クイズを交えながら須崎市周辺の自然災害碑(原町地蔵堂地震碑⇒須崎寶永津浪溺死之塚⇒須崎大善寺地蔵尊台座碑)を巡りました。原町地蔵堂地震碑では、黒潮町教育委員会の山本哲也委員から「拓本」の作り方について説明を受けたのち、実際に体験いただきました。また、昭和35年5月24日チリ地震の被害のあった大峰橋を前にして、実際に津波被害を体験された山本哲也委員から当時のお話を聞きました。

午後は、屋外で製作した「拓本」と「ひかり拓本」の両拓本を比較して、パソコンを使ってデジカメの画像からミニチュアの作成のもととなる3Dデジタルモデルの作成を試みました。その後、石碑ハカセに認定されるための「最終試験」として未来に起こりうる南海トラフ地震の被害を想像し、それを後世に伝えるためのオリジナル石碑を考えていただきました。各班ともに素晴らしいアイデアを提案していただき、参加者全員が「石碑ハカセ」に認定されました。

ご参加いただいた皆様、しんじょう君、そして関係者の皆様、誠にありがとうございました。

【ひかり拓本の完成図】(原町地蔵堂地震碑)


【イベント中に撮影した『しんじょうくん』の写真を使って作成した3Dモデル(班ごとに作成)】

☆A班

☆B班

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