「ハイパードルフィン」は1999年にカナダで製造された最大深度4,500mまでの潜航が可能な無人探査機です。超高感度ハイビジョンカメラを搭載し深海の撮影や目視による調査を行えるほか、海底からサンプルを採取できるマニピュレータ(ロボットアーム)2基を備えています。
超高感度のスーパーハープ方式の撮像管を組み込んだハイビジョンカメラにより、臨場感のある立体的な深海の映像を高画質で撮影することが可能になりました。しかも、すべての信号処理を1つのチップで行い、メモリー・信号処理・変換など多彩な画質工場機能を一体・小型化して、非常にコンパクトでしかも低電力で作動するカメラを実現することができました。
探査機のカメラと船上のコントロールルームとは光ファイバー(約4,000m)で結ばれており、撮影されたハイビジョン画像はリアルタイムで伝送することができます。