プレスリリース


2007年06月12日
独立行政法人海洋研究開発機構

トライトンブイ4号基の回収について

海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)は、漂流していたトライトンブイ4号基を回収しましたのでお知らせします。


1.状況

西太平洋熱帯海域において、平成19年5月11日に係留点より漂流後、位置情報により監視を続けていましたトライトンブイ4号基の本体を無事回収しました。

<係留開始位置等>
設置日 :
平成18年2月20日
設置位置:
南緯 0度 1.38分、 東経 155度 56.76分(図1
<回収位置等>
回収位置:
南緯 1度 34.3 分、東経 154 度 07.03分(図2
回収日 :
平成19年6月9日 07:00(日本時間)作業開始時刻
平成19年6月9日 08:13(日本時間)作業終了時刻
漂流期間:
29日間
回収状況:
回収したブイ係留索は、深度約10m(ワイヤーロープ)の箇所(図3、4)で切断されており、設置点もしくは設置点周辺に切断箇所より下の係留索・アンカーが残されていると考えられます。

2. 漂流原因

表面ブイに漁網が多く絡まっていることから漁網等により引っ張られたことにより、ワイヤーロープが切れたためと推定されます。

3.海上保安庁への連絡

回収完了時点平成19年6月9日(日本時間)に、海上保安庁海洋情報部に対し、回収によって他船舶との衝突等航路障害の恐れがなくなった旨を通報しました。

4. 今後の予定

平成19年6月下旬に当機構の海洋地球研究船「みらい」により、残りの係留索の回収及び再設置を実施する予定です。

お問い合わせ先:

  • 海洋工学センター 応用技術部 長期観測技術グループ
  •    松本、石原 046-867-9872
  • 経営企画室 報道室
  •    大嶋    046-867-9193