プレスリリース


プレスリリース

2009年7月24日
独立行政法人海洋研究開発機構

「第5回 海と地球の研究所セミナー 〜深海の不思議に迫る〜」の開催について

独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤 康宏)は、「第5回 海と地球の研究所セミナー」を下記の通り開催いたします。

本セミナーは、当機構の活動や最新の研究成果を親しみやすい内容で広く一般に紹介し、海洋地球科学研究への理解と関心を高めて頂くことを目的としております。

今回は、広島市こども文化科学館との共催で、「深海の不思議に迫る」と題し、有人潜水調査船「しんかい6500」や海洋探査機、深海生物、海底資源について、潜水調査船のパイロット、海洋工学、生物、地球科学の専門家がわかりやすくご紹介します。

1.日時 平成21年8月29日(土) 13:00〜16:45(受付開始12:30)
2.場所 広島市こども文化科学館(別紙1参照)
3.主催 独立行政法人海洋研究開発機構、広島市こども文化科学館
4.後援 文部科学省(予定)
5.入場料 無料
6.内容 別紙2参照
7.対象及び定員 一般 250名
8.申込方法 下記要領にて事前登録をお願いいたします。
ホームページの応募フォームまたは、往復はがきに、参加者全員の氏名、住所、電話番号を記入の上、お申し込みください。
海洋研究開発機構(JAMSTEC)ホームページ
http://www.jamstec.go.jp/
往復はがき応募先
〒730-0011 広島市中区基町5番83号
広島市こども文化科学館「海と地球の研究所セミナー」係
9.締切 平成21年8月21日(金)(先着順)
※定員になり次第、締切といたします。

別紙1

会場地図

広島県広島市中区基町5番83号
市内電車をご利用の方 「原爆ドーム前」電停から約300メートル
JR広島駅前から原爆ドーム前まで約20分です。
JR広島駅から市内電車でお越しの場合、2番・6番の電車が、原爆ドーム前まで直通します。
バスをご利用の方 広島バスセンター(そごう広島店3階)、市民球場、原爆ドーム、紙屋町付近のバス停留所をご利用ください。
車をご利用の方 セミナー会場には駐車場はありません。付近の駐車場(有料)をご利用ください。

別紙2

第5回 海と地球の研究所セミナー 〜深海の不思議に迫る〜
<プログラム>

時間 タイトル・講演者
13:00 開会の辞  
加藤 一孝 広島市こども文化科学館長
13:05〜13:55 『JAMSTECと潜水調査船「しんかい6500」』
田代 省三(海洋研究開発機構)
13:55〜14:45 『海洋探査機の開発 〜海洋ロボットのしくみ〜』
百留 忠洋(海洋研究開発機構)
14:45〜15:00 休憩
15:00〜15:50 『深海に生きる』
藤倉 克則(海洋研究開発機構)
15:50〜16:40 『日本列島周辺の海底資源』
藤岡 換太郎(海洋研究開発機構)
16:40 閉会の辞
他谷 康(海洋研究開発機構)

別添

【講演者経歴】

講演者
◯田代 省三(たしろ しょうぞう)海洋研究開発機構 事業推進部広報課長
1980年3月 神戸商船大学機関学科卒業。1980年9月 同乗船実習科修了。1980年10月海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)入所。1981年10月 有人潜水調査船「しんかい2000」完成、初代潜航士。 1989年11月有人潜水調査船「しんかい6500」完成、初代潜航長。「しんかい2000」で214回、「しんかい6500」で104回の潜航。日本近海だけでなく、マリアナ海溝、大西洋中央海嶺、東太平洋海膨、北フィジー海盆など世界中の海での潜航経験をもつ。2007年4月より現職。
○百留 忠洋(ひゃくどめ ただひろ)海洋研究開発機構
 海洋工学センター 先端技術研究プログラム 巡航探査機技術研究グループ

2000年九州大学大学院総合理工学研究科大気海洋環境システム学専攻博士後期課程修了。2000年博士(工学):海洋工学(九州大学)。2000年海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)入所、現在に至る。九州大学応用力学研究所 特任准教授、九州大学大学院総合理工学府大気海洋環境システム学専攻 客員准教授。
海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)において、主に海中ロボットの研究開発や燃料電池の研究に従事。
○藤倉 克則(ふじくら かつのり)海洋研究開発機構
 海洋・極限環境生物圏領域 海洋生物多様性研究プログラム 深海生態系研究チームリーダー

1989年東京水産大学(現東京海洋大学)大学院水産学研究科資源育成学専攻修士課程修了。1995年学術博士:水産学(東京水産大学:現東京海洋大学)。1988年海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)入所、現在に至る。
主な著書等に、「熱水噴出域への適応」藤倉克則(2005)、「海洋生物の機能−生命は海にどう適応しているか(東京大学海洋研究所/海洋生命系のダイナミクス-2)」竹井祥郎編(2005)東海大学出版会、「潜水調査船が観た深海生物―深海生物研究の現在」藤倉克則・奥谷喬司・丸山正(編著)(2008)東海大学出版会 等がある。
◯藤岡 換太郎(ふじおか かんたろう)海洋研究開発機構 事業推進部 特任上席研究員
東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。東京大学海洋研究所助手を経て、1991年海洋科学技術センター(現海洋研究開発機構)深海研究部 主任研究員、研究主幹、極限環境フロンティア研究システムグループリーダー、株式会社グローバルオーシャンディベロップメント、2003年地球内部変動研究センター特任研究員、2007年より現職。この間フランスオルレアン大學、ウッズホール海洋研究所客員研究員、横浜国立大学併任教授、高知大学客員教授を歴任。著書、論文多数。日刊工業新聞科学・技術図書優秀賞受賞、伊東財団受賞、荒井財団受賞、東京地学協会助成金受賞、海洋研究開発機構研究功績賞受賞。

お問い合わせ先:

独立行政法人海洋研究開発機構
(セミナーについて)
事業推進部 広報課長 田代 省三 TEL:046-867-9070
(報道担当)
経営企画室 報道室長 中村 亘 TEL: 046-867-9193