2010年 1月26日
独立行政法人海洋研究開発機構
静岡市清水港における地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開
および関連イベントの開催について
独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)は、海洋科学技術の普及・啓発と地球深部探査船「ちきゅう」(※1)についての理解を深めていただくことを目的に、下記のとおり「ちきゅう」の船内一般公開および関連イベントを行いますのでお知らせいたします。
記
1. |
一般公開 |
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(1) |
開催日時 |
: |
平成22年3月6日(土) |
10:00〜15:00【最終受付】 |
7日(日) |
10:00〜14:00【最終受付】 |
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(2) |
場所 |
: |
静岡市清水港 日の出埠頭4号及び5号岸壁 |
(3) |
入場料 |
: |
無料(事前登録なし) |
(4) |
主催 |
: |
静岡県、国立大学法人静岡大学、東海大学海洋学部、
独立行政法人海洋研究開発機構 |
(5) |
協賛 |
: |
静岡市、清水港客船誘致委員会、しずおか防災コンソーシアム |
(6) |
内容 |
: |
詳細につきましては、別紙1をご参照ください。 |
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2. |
地球深部探査船「ちきゅう」寄港記念シンポジウム
“地震・防災ちきゅうシンポジウム in 清水-「ちきゅう」と地震科学の最前線-” |
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(1) |
開催日時 |
: |
平成22年3月6日(土)10:00〜14:30 |
(2) |
場所 |
: |
清水マリンビル1F多目的ホール |
(3) |
入場料 |
: |
無料(事前登録なし)、先着500名 |
(4) |
主催 |
: |
静岡県、国立大学法人静岡大学、東海大学海洋学部、
独立行政法人海洋研究開発機構 |
(5) |
協賛 |
: |
静岡市、清水港客船誘致委員会、しずおか防災コンソーシアム |
(6) |
事務局 |
: |
東海大学海洋学部 |
(7) |
内容 |
: |
「ちきゅう」のこれまでの研究航海で得られた科学的成果について、また地震防災に関する最新情報を報告いたします。
詳細につきましては、別紙2をご参照ください。 |
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3. |
「IODP普及キャンペーン市民向け講演会」 |
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(1) |
開催日時 |
: |
平成22年2月13日(土)14:00〜16:00(受付開始13:30) |
(2) |
場所 |
: |
静岡市産学交流センター(B-nest)大会議室
(静岡県静岡市葵区御幸町3番地の21 ペガサート7階) |
(3) |
入場料 |
: |
無料(事前登録なし)、先着80名 |
(4) |
主催 |
: |
日本地球掘削科学コンソーシアム、
独立行政法人海洋研究開発機構、国立大学法人静岡大学 |
(5) |
後援 |
: |
文部科学省 |
(6) |
内容 |
: |
地球深部探査船「ちきゅう」が主力掘削船として活躍している統合国際深海掘削計画(IODP)の科学研究について紹介します。
詳細につきましては、別紙3のプログラムをご参照ください。 |
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※1 地球深部探査船「ちきゅう」
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(主要目)
全長 |
: |
210m |
幅 |
: |
38m |
深さ |
: |
16.2m |
喫水 |
: |
9.2m |
国際総トン数 |
: |
57,087トン |
航海速力 |
: |
12ノット |
航続距離 |
: |
14,800マイル |
定員 |
: |
150名 |
推進システム |
: |
ディーゼル電気推進 |
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2005年7月に完成した、世界最高の掘削能力(海底下7,000m)を持つ地球深部探査船。統合国際深海掘削計画(IODP)(※2)の主力船として、巨大地震発生のしくみ、生命の起源、将来の地球規模の環境変動、新しい海底資源の解明など、人類の未来を拓く様々な成果をあげることを目指す。
2007年9月から2008年2月のステージ1に続き、2009年6月から9月、統合国際深海掘削計画(IODP)「南海トラフ地震発生帯掘削計画」(南海掘削:NanTroSEIZE)ステージ2を紀伊半島沖熊野灘にて行った。昨年12月から本年3月にかけて静岡県静岡市の清水港において機器整備ならびに次回航海準備のため長期停泊中である。
※2 統合国際深海掘削計画(IODP:Integrated Ocean Drilling Program)
日・米を主導国とし、平成15年(2003年)10月から始動した多国間国際協力プロジェクト。現在、欧州、中国、韓国、豪州、インド、NZの24ヶ国が参加。日本が建造・運航する地球深部探査船「ちきゅう」と、米国が運航する掘削船を主力掘削船とし、欧州が提供する特定任務掘削船を加えた複数の掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行う。
別紙1
地球深部探査船「ちきゅう」一般公開概要
1. |
開催日時 |
|
平成22年3月6日(土) |
10:00〜15:00【最終受付】 |
7日(日) |
10:00〜14:00【最終受付】 |
※地球深部探査船「ちきゅう」整備状況、天候等により中止・延期となる場合もありますので、予めご了承ください。 |
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2. |
開催場所 |
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静岡市清水港 日の出埠頭4号及び5号岸壁 |
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3. |
入場料 |
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無料(事前登録なし) |
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4. |
主催 |
|
静岡県、国立大学法人静岡大学、東海大学海洋学部、独立行政法人海洋研究開発機構 |
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5. |
協賛 |
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静岡市、清水港客船誘致委員会、しずおか防災コンソーシアム |
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6. |
注意事項 |
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(1) |
悪天候等により中止あるいは時間を変更する場合があります。 |
(2) |
小学生以下のお子様は必ず保護者が同伴してください。 |
(3) |
当日は多くの見学者が予想されます。このため船内安全確保の観点から入船制限を行い、岸壁にてお待ちいただく場合がありますので予めご了承ください。 |
(4) |
「ちきゅう」船内は階段、段差が多いため、車いすなど移動に介助が必要な方は、安全上の理由から船内の見学をご遠慮いただく場合がありますので、事前にご相談願います。 |
(5) |
「ちきゅう」船内には網状の床などもありますので、スカートでの見学はお勧めいたしません。なお、船内は足元が悪いことから、サンダル等滑りやすい履物、並びにハイヒール等かかとの高い靴はご遠慮ください。 |
(6) |
見学時間は約1時間です。船内のトイレは使用できませんので、事前にお済ませください。 |
(7) |
船内への手荷物の持ち込みはできる限りご遠慮ください。安全保障上の理由により、ペットボトルや引火しやすい製品、ナイフ等の鋭利な品物等を船内に持ち込むことは固くお断りいたします。場合により、乗船前に手荷物の中身を確認させていただくことがあります。 |
(8) |
新型インフルエンザ対策のため、乗船前に問診票の記入ならびに検温を実施させていただきます(非接触式体温計、所要時間は数秒程度)。また、咳、くしゃみ、熱などインフルエンザに該当する自覚症状がある方は入場をご遠慮ください。 |
(9) |
上記のほか、岸壁及び船内では係員の指示に従ってご見学願います。見学順路以外の立ち入りは危険ですので固くお断りいたします。指示に従われない場合は、見学を中止して下船していただきます。 |
(10) |
一般公開ご見学者用駐車場の準備はございません。公共交通機関にてお越しいただけますようお願い致します。 |
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別紙2
地球深部探査船「ちきゅう」寄港記念シンポジウム
“地震・防災ちきゅうシンポジウム in 清水-「ちきゅう」と地震科学の最前線-”
概要
1. |
趣旨 |
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地球深部探査船「ちきゅう」の清水港入港を記念して、「ちきゅう」の紹介やこれまで南海トラフで行ってきた海溝型巨大地震の発生メカニズムの解明に迫る科学掘削の最新の成果をご紹介します。また東海地域の防災に関する最近の研究成果をご紹介し、今後の防災・減災への科学的な情報をご報告いたします。 |
2. |
開催概要 |
|
(1) |
開催日時 |
: |
平成22年3月6日(土)10:00〜14:30 |
(2) |
場所 |
: |
清水マリンビル1F多目的ホール
(静岡市清水区日の出町9-25) |
(3) |
入場料 |
: |
無料(事前登録なし)、先着500名 |
(4) |
主催 |
: |
静岡県、国立大学法人静岡大学、
東海大学海洋学部、独立行政法人海洋研究開発機構 |
(5) |
協賛 |
: |
静岡市、清水港客船誘致委員会、
しずおか防災コンソーシアム |
(6) |
事務局 |
: |
東海大学海洋学部 |
(7) |
プログラム |
: |
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<午前の部> 10:00〜11:30
地球深部探査船「ちきゅう」とその科学成果 |
タイトル |
講演者 |
1.開会挨拶 |
小林 佐登志
(静岡県危機管理監) |
2.「ちきゅう」が目指す科学 |
倉本 真一
(海洋研究開発機構) |
3.南海掘削の最新の成果-1 |
木下 正高
(海洋研究開発機構) |
4.南海掘削の最新の成果-2 |
斎藤 実篤
(海洋研究開発機構) |
<昼休み> 11:30〜12:30 |
<午後の部> 12:30〜14:30
東海地域の地震・火山防災にせまる |
タイトル |
講演者 |
1.歴史に学ぶ東海地震と富士山噴火 |
小山 真人
(静岡大学教授) |
2.地震予知研究の最前線 |
長尾 年恭
(東海大学教授) |
3.東海・東南海地震と津波を捕まえる
-海底からリアルタイムで地震・津波を観る- |
金田 義行
(海洋研究開発機構) |
4.減災社会を築く |
岩田 孝仁
(静岡県危機管理局危機報道監) |
5.閉会挨拶 |
平 朝彦
(海洋研究開発機構理事) |
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3. |
本シンポジウムに関する問い合わせ先 |
|
東海大学海洋学部 総務課広報係
電話 054-334-6913(直通) 054-334-0411(代表)
Fax番号 054-334-0937 |
別紙3
IODP普及キャンペーン市民向け講演会
1. |
趣旨 |
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統合国際深海掘削計画(IODP)は、日・米が主導国となって平成15年(2003年)10月から始動した多国間国際協力プロジェクトです。現在、24ヶ国が参加し、日本が建造・運航する地球深部探査船「ちきゅう」をはじめとした複数の科学掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行っています。本講演会では、IODPが実施する科学研究の最新状況や魅力について紹介します。 |
2. |
開催概要 |
|
(1) |
開催日時 |
: |
平成22年2月13日(土)
14:00〜16:00(13:30受付開始) |
(2) |
場所 |
: |
静岡市産学交流センター(B-nest)大会議室
(静岡県静岡市葵区御幸町3番地の21ペガサート7階) |
(3) |
入場料 |
: |
無料(事前登録なし)、先着80名 |
(4) |
主催 |
: |
日本地球掘削科学コンソーシアム、
独立行政法人海洋研究開発機構、国立大学法人静岡大学 |
(5) |
後援 |
: |
文部科学省 |
(6) |
講演内容 |
: |
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タイトル |
講演者 |
「海洋底研究の魅力とIODPの役割」 |
道林 克禎
(静岡大学・准教授) |
「『ちきゅう』が迫る巨大地震のなぞ」 |
久保 雄介
(海洋研究開発機構) |
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3. |
本講演会に関する問い合わせ先 |
|
日本地球掘削科学コンソーシアム事務局
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