プレスリリース


2011年 3月 17日
独立行政法人海洋研究開発機構

統合国際深海掘削計画(IODP)第337次研究航海の延期について

統合国際深海掘削計画(IODP: Integrated Ocean Drilling Program)(※1)および日本学術振興会による最先端研究基盤事業「海底下実環境ラボの整備による地球科学-生命科学融合研究の強化(「ちきゅう」を活用)」の一環として、3月15日から5月21日まで、独立行政法人海洋研究開発機構(理事長 加藤康宏)が運航する地球深部探査船「ちきゅう」を用いた「下北八戸沖石炭層生命圏掘削調査」が行われる予定でしたが、今般の研究航海については、東北地方太平洋沖地震の影響により「ちきゅう」の推進装置(6基中の1基)が損傷したため、日程等を再調整いたしますことをお知らせいたします。なお、「ちきゅう」は自力航行可能な状態です。損傷の状態は、今後造船所で確認する予定です。

※1 統合国際深海掘削計画(IODP: Integrated Ocean Drilling Program)

日・米が主導国となり、平成15年(2003年)10月から始動した多国間国際協力プロジェクト。現在、欧州、中国、韓国、豪州、インド、NZの24ヶ国が参加。日本が建造・運航する地球深部探査船「ちきゅう」と、米国が運航する掘削船ジョイデス・レゾリューション号を主力掘削船とし、欧州が提供する特定任務掘削船を加えた複数の掘削船を用いて深海底を掘削することにより、地球環境変動、地球内部構造、地殻内生命圏等の解明を目的とした研究を行う。

お問い合わせ先:

独立行政法人海洋研究開発機構
(IODPおよび最先端研究基盤事業について)
経営企画室 研究企画統括 星野 利彦 TEL:03-5157-3900
(報道担当)
経営企画室 報道室長 中村 亘 TEL:03-5157-3900