プレスリリース


2012年 4月 27日
独立行政法人海洋研究開発機構

統合国際深海掘削計画Expedition343
「東北地方太平洋沖地震調査掘削」の進捗状況について(お知らせ)

地球深部探査船「ちきゅう」は、本年4月1日より「東北地方太平洋沖地震調査掘削」を実施しておりますが、本日、1孔目の第A孔における掘削同時検層(※1)を完了し、当該掘削孔での掘削作業を終えました。
「ちきゅう」は、現在、残りの第B孔での掘削に向け準備をしております。


   
【第A孔での掘削深度】
水深  6883.5m
掘削深度 856.5m(海底下)
海面から孔底までの総ドリルパイプ長 7740m(※2)

   

※1 LWD:ドリルパイプの先端近くに各種の物理計測センサーを搭載し、掘削作業と同時に現場での地層物性の計測を行う掘削作業
※2 このパイプ長は科学掘削としては、1978年にアメリカのグローマ―チャレンジャー号がマリアナ海溝チャレンジャー海淵で達成した7049.5m(水深7034m、掘削深度15.5m)を超え、世界最長記録となります。

以上


お問い合わせ先:

独立行政法人海洋研究開発機構
(本内容について)
地球深部探査センター 企画調整室長 山田 康夫 電話:045-778-5640
(報道担当)
経営企画室 報道室 菊地 一成 電話:046-867-9198