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南海トラフ広域ゆっくり滑りリアルタイム観測のための東北海洋生態系調査研究船「新青丸」によるDONET2接続航海の実施について

2023.12.27
国立研究開発法人海洋研究開発機構

国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 大和 裕幸、以下「JAMSTEC」という。)は、令和5年12月28日より開始する東北海洋生態系調査研究船「新青丸」(図1)の航海において、無人探査機(ROV)「ハイパードルフィン」(図2)を用いて海底ケーブルを敷設し、令和5年11月に地球深部探査船「ちきゅう」を用いて紀伊水道沖の海域(図3)の海底下約500m地点に設置した観測センサー(図4)とDONET2 を接続いたします。

(参考)

南海トラフ広域ゆっくり滑りリアルタイム観測のための地球深部探査船「ちきゅう」を用いた長期孔内観測点の構築について(第2報)(11月29日付既報)
https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20231129/

用語解説

DONET1、DONET2
熊野灘と紀伊水道沖に展開された地震・津波観測監視システムのこと。海底に設置された地震計・水圧計で得られたデータが海底ケーブルを通じて陸上局へ伝送され、リアルタイムで観測することができる。JAMSTECが開発し、国立研究開発法人防災科学技術研究所が運用している。
https://www.seafloor.bosai.go.jp/DONET/

図1

図1 東北海洋生態系調査研究船「新青丸」

 

図2

図2 無人探査機(ROV)「ハイパードルフィン」

 

図3

図3 海域図

 

図4

図4 地球深部探査船「ちきゅう」で海底下約500m地点に設置した観測センサー

本研究のお問い合わせ先

国立研究開発法人海洋研究開発機構
海洋科学技術戦略部 報道室