JAMSTEC×NICT 合同業務紹介セミナー

プログラム

 
13:30 開会
開会挨拶
写真 倉本 真一 海洋研究開発機構 理事
倉本 真一
海洋研究開発機構 理事
13:40 研究プラットフォーム運用開発部門の技術開発の方向性
写真 永橋 賢二 研究プラットフォーム運用開発部門 技術開発部 部長
永橋 賢司
研究プラットフォーム運用開発部門 技術開発部 部長
第1部
「自動観測システム」
セッションチェア:西田 祐也 様
九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻
写真 西田 祐也 様 九州工業大学 生命体工学研究科 人間知能システム工学専攻 准教授
13:45 「うらしま」8,000m級AUVへ大改造!
写真 中谷 武志 技術開発部 海洋ロボティクス開発実装グループ
グループリーダー代理 主任研究員
中谷 武志
技術開発部 海洋ロボティクス開発実装グループ
グループリーダー代理 主任研究員
JAMSTECでは7,000m以深の海域を重要な研究対象域として位置づけている。中でも巨大地震の発生域である日本海溝(~8,000m)は高い調査ニーズがあり、同海域をターゲットして「うらしま」の大深度化改造に着手した。改造計画の概要について報告する。
14:05 超深海作業型ビークルシステムの開発に向けて

前田 洋作
技術開発部 海洋ロボティクス開発実装グループ
技術主任
超深海域(水深6,000m以深)において、船舶からのアンビリカルケーブルを用いずに能動的に試料を採取するビークルシステムを実現するため、必要となる要素技術開発を進めている。本ビークルシステムの概要とともに、試料を自動で採取するために必要となるアクチュエーターや3次元計測技術、および大型セラミック円筒耐圧容器を用いた軽量大容量電池について紹介する。
14:25 ウェーブグライダーによる無人観測の紹介
写真 福田 達也 技術開発部 観測技術研究開発グループ
福田 達也
技術開発部 観測技術研究開発グループ
技術副主幹
観測コスト削減や多点同時観測に対応するため、自律型海洋観測プラットフォームWaveGliderを使用し、数週から3か月程度の観測を実施している。海底地殻変動観測や熱帯域での観測事例について紹介する。
14:45 第1部 総括
14:50 休憩(5分)
第2部
「観測を支える高度な技術」
セッションチェア:松本 さゆり 様
国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所
港湾空港技術研究所
港湾空港生産性向上技術センター 副センター長
写真 AAA
14:55 水中音響通信の高速化の研究 -600kbps x kmを突破−

志村 拓也
技術開発部 基盤技術研究開発グループ
グループリーダー 上席研究員
水中の音響通信では、マルチパス波の強い干渉や非常に大きいドップラーシフトなど、特有の問題がある。こうした問題に対して、Time Reversalを用いた高速MIMO通信などの基礎研究を進めている。また、潜水船や無人探査機との鉛直方向における高速通信装置の開発も行っている。これらの研究開発の成果について報告する。
15:15 海中光学技術がもたらす新たな可能性 ~ レーザー光利用による成果と展望 ~
写真 石橋 正二郎 技術開発部 基盤技術研究開発グループ 主任研究員
石橋 正二郎
技術開発部 基盤技術研究開発グループ
主任研究員
海水を媒体とする光学伝搬特性を理解することにより、新たな海中技術を確立すべく基礎研究を進めている。本報告では、海中におけるレーザー光利用に焦点を当て、これまでの技術成果と今後の展望について示す。
15:35 光無線装置による海底観測データの「収穫」
写真 澤 隆雄 技術開発部 海洋ロボティクス開発実装グループ 主任研究員
澤 隆雄
技術開発部 海洋ロボティクス開発実装グループ
主任研究員
海底ステーションでの観測データを高頻度に、かつ観測の連続性を維持したまま回収する試みの一つとして、AUVに光無線通信装置を搭載し、近傍を通過する際に非接触でデータのみを回収した実験を紹介する。
15:55 小型水温・塩分・深度センサ(CTDセンサ)と校正技術の開発

馬場 尚一郎
技術開発部 観測技術研究開発グループ
グループリーダー代理
技術副主幹
地球環境変動を捉える海洋の水温や塩分観測では、高い精度(水温±10mKなど)が求められるが、高精度なCTDセンサは、どれも海外製である。JAMSTECでも多くの海外センサを保有しており、これらの更新に向け、高精度CTDセンサを開発し導入をはじめた。さらに近年は、性能を維持しつつ小型、導入費低減を進めている。
また、気候変動観測のセンサは国家標準へのトレーサブルが求められるため、精度を担保し、不確かさを把握できる高精度な校正技術もあわせて開発し、確立した。 こうした一連の技術開発について紹介する。
16:15 第2部 総括
16:20 休憩(5分)
第3部
「最新の海洋要素技術」
セッションチェア:和田 良太 様
東京大学大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻
准教授
写真 和田 良太 様 東京大学大学院新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専攻 准教授
16:25 機械学習による掘削状態把握

井上 朝哉
技術開発部 基盤技術研究開発グループ
グループリーダー代理 主任研究員
掘削作業中に取得可能な掘削機器の作動データを用いて、ドリルパイプのダイナミクス解析や機械学習を行い、抑留を代表とする異常検知や掘削地層の識別などの掘削状態の把握を試みている。ここでは機械学習による掘削状態把握に関する技術開発について紹介する。
16:45 海洋計測のためのマイクロ流体技術からマルチスケール流体技術への展開
写真 福場 辰洋 技術開発部 観測技術研究開発グループ 主任研究員
福場 辰洋
技術開発部 観測技術研究開発グループ
主任研究員
マイクロ流体技術による微少流体制御は、医療・バイオ分野に加え、海洋現場計測でも、化学・生化学現場分析装置の小型化に不可欠である。ここでは、これまでの開発例を示すと共に、環境DNA分析への応用を目指した「マルチスケール流体技術」について紹介する。
17:05 画像処理技術を用いた海中観測に関する取組みについての紹介
写真 各務 均 技術開発部 海洋ロボティクス開発実装グループ
各務 均
技術開発部 海洋ロボティクス開発実装グループ
技術主任
近年では市販乗用車に車載カメラを用いた運転支援機能が搭載されるなど、 画像処理技術の利用が進んでおり、海洋分野でも海中映像を活用した観測の自動化や探査機の自律化が期待されている。ここでは当部門における最新の取組み事例を紹介する。
17:25 第3部 総括
17:30 全体総括
17:35 閉会挨拶
写真 川口 勝義 研究プラットフォーム運用開発部門 部門長
川口 勝義
研究プラットフォーム運用開発部門 部門長
17:40 閉会